コロナで“売春難民”続出でもしたたかに稼ぎ続ける「リフレ」女子の実態

コロナで“売春難民”続出でもしたたかに稼ぎ続ける「リフレ」女子の実態

“売春難民”とも言える女性が急増している(※写真はイメージ)

■もはや“難民”寸前です


 新型コロナウイルス感染拡大は「援助交際」で生計を立てていた多くの女性にも大きな影響を及ぼしている。感染を恐れた金持ち男は会ってくれなくなり、収入源が消滅。サポートしてくれる男性を求めてさまよう、いわば“売春難民”とも言える女性が急増しているという。

「男性はいずれも妻子持ちの40代で大手企業の社員。指名客の中でも信用できるので、外で会う“裏引き”を私から持ち掛けたのです。今年に入り2人とはそれぞれ月2回ずつ、計4回程度、ラブホテルで会ってセックスし、家賃とほぼ同じ月8万円程度の収入になっていました。しかしコロナの影響で『万が一感染すると会社や家族にバレてまずい』と言われ、3月から2人とも会えなくなってしまった。キャバも4月から臨時休業に入り、家賃を払うのも難しくなってきました」

 と、21歳のキャバ嬢。ビジュアル系バンドを追っかけて半年前に東北から上京、週数回、都内のキャバクラでバイトしつつワンルームマンションで生活している。キャバクラの収入だけでは厳しいため、店で見つけたリッチ男性2人と、時折、外で会って1回2万円をもらってセックスする、いわゆる「裏引き行為」でしのいでいたというのだが……。

 4月に入ってからこのキャバ嬢は焦り、キャバクラで連絡先を交換していたほかの男性たち10人以上にも声をかけた。「お金がピンチで助けてください。外で会えませんか」などと“援助”を求めたが、全員から拒否された。

「ほとんどの男性が『コロナが収まってから会おう』という返答で、セックスをちらつかせても会ってくれません。家族がいたり、しっかりした社会的立場の人は、特に無理。出会い系アプリにも登録したのですが、怪しい人やタダでセックスしようとする人ばかりで、危なすぎでした。特に4月に入り、“援交”できる男性がコロナの拡大で激減しているのは間違いありません。生活費が尽きそうで、もはや“難民”寸前です」

 風俗ライターによると、

「こうした女性は、キャバクラやキスもOKなセクシーキャバ、手コキ店などライト風俗店などで短期的に働いた時や、出会いカフェ、出会い系アプリなどを通じて、援助交際相手を探すのです。定期的に会うことから、こうした男性は『定期』という隠語で呼ばれています。信用できて金持ちな上玉の『定期』を1人から数人見つけ、1回2万円程度で月数回セックスするのが一般的。最近は、手コキやフェラだけをさくっとして1万円くらいをもらう、『プチ』と呼ばれる援交も横行。地方から上京した大学生や給与が低い会社員や事務職、派遣社員、保育士らが多数やっていますよ」

 むろん、キャバクラやライト風俗店、出会いカフェなどは、密閉空間かつ密接距離で男女が会話したりするため「濃厚接触」を避けられず、したがって感染リスクも高い。東京の場合、小池百合子都知事が4月10日、ソープランドやストリップ劇場などを含む一部性風俗店への休業要請を発表したのは、感染爆発抑止には当然のことだろう。


■売春代を半額に下げて


 この風俗ライターが続ける。

「さらに4月11日に安倍さん(晋三首相)が、『繁華街の接客をともなう飲食店』の利用自粛を全国に呼びかけたことが決定打となり、各地のキャバやセクシーキャバは臨時休業に入っています。出会いカフェも複数が休業。今回、直接は言及されなかった派遣型のデリバリーヘルスなど性風俗業全体にも、同様の動きが出ています。働き先がなくなった女性が営業を続ける一部キャバや風俗店に入店しようとしても、男性客激減のため、ほぼ断られるそうで、まだ開けている出会いカフェに行っても女性があぶれている。女性は新たな『定期』男性を探す場がなくなっており、『定期さんが誰も会ってくれないし、新規開拓もできない。お金がない』と悲痛な声を複数から聞きます」

 他方、40代前半、都内のIT系企業管理職の男性に聞いてみると、

「妻子持ちですが、女好きなので昨年まではよく飲み歩いていました。キャバや出会いカフェで知り合った、いずれも20代の女性3人と定期的に会って、うち2人とは1回1万5000円か2万円でセックスをし、残り1人はセックスなしの手と口だけの性的サービスを1回5000円か1万円でしてもらっていました」

 しかし、コロナが拡大し始めた2月下旬から感染を警戒。3人と会うのを止めた。

「4月初めになって、うち1人は『1万円でもいいから会えませんか』と売春代を半額に下げて泣きついてきたのです。もちろん『コロナが落ち着いたら』と断りましたが、最近になって、キャバで去年、LINEを交換したけど1度も連絡をくれなかった女性5〜6人から、次々と『お店が閉まっちゃったので外で会いたいです。条件は何でも応じます』などと援助交際をちらつかせたようなメッセージが届きはじめました。彼女たちの間で、外で会ってお金をくれる上、危なくない男性の“争奪戦”が勃発しているようです。感染リスクに加え、緊急事態宣言による外出自粛要請が出ているのに、のこのこラブホテルに出向いて密会できるわけないですが……」


■営業を続けるグレーゾーンのリフレ


 これだけ外出自粛や男女が密接する業種への注意が呼び掛けられているにもかかわらず、複数の店が営業を続けている“グレーゾーン”業種もあるというから驚きだ。

 若い女性が男性客に簡単なマッサージをしたり、ハグや添い寝などの“いちゃいちゃ系”オプションをする、通称「リフレ」だ。

 リフレは東京・秋葉原や池袋に多い。雑居ビルなどの部屋で営業する「店舗型」と、ラブホテルやレンタルルームに女性が赴く「派遣型」に分かれ、特に派遣型のほうは現在も営業を継続している店が目立つ。全国紙の社会部記者はこう話す。

「リフレは本来“ヌキあり風俗”ではないのですが、かつて女子高生が多く働き、“裏オプション(裏オプ)”と呼ばれる性的サービスをこっそりする子が現れたことから社会問題化し、店舗型の一部が警察に摘発されました。そうした経緯もあって、最近は表向き『リフレ』と謳いつつも、風営法上の『無店舗型性風俗特殊営業』(いわゆるデリバリーヘルスなど)として当局に届け出て、派遣型として営業する店が増えています」

 しかし、ホームページでは“性風俗”とは明示していないので、

「緊急事態宣言発令後も平然と営業を続けている店があります。多くの派遣型リフレでは実際、ラブホテル内で女性が追加料金をもらって本番やヌキ行為などの“裏オプ”をする行為が横行しているのが現状。不特定多数の男女が密室で密着する業態のため、感染リスクを考えると危険ですよね」

 緊急事態宣言発令後、初の日曜日となった4月12日、都内の某派遣型リフレの公式サイトを見ると出勤嬢は6人。写真を見る限り、皆ごく普通のかわいらしい女性で、うち18歳が5人おり、高偏差値の現役女子大生をアピールする女子もいた。

「リフレは金持ちら良客のみと性的行為をし、嫌な客やケチな相手にはそうしたことをする必要がない“グレー”な業種だけに、コロナ拡大の前から、お金を稼ぎたい普通の大学生らが多数働いています。それだけに危機感が薄い女性も多い。また、男性客が感染しても、保健所の調査に対し、『リフレに行った』とはなかなか言いづらいので、感染経路不明者の温床になる可能性もあります。今後、都などが休業要請対象業種にリフレを具体的に明記するかは不明ですが、もしそうなれば、さらに“難民”が増えそうですね」

 未曽有のウイルスショックは、終息するまで、一部女性たちの「裏の経済」にも大きな混乱を与え続けそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2020年4月13日 掲載

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