外国人犯罪? 北関東で頻発する「牛豚700頭」窃盗グループの正体とは?

■子牛は身動きも取れず、1頭ずつ逆さ吊りにして…


 北関東で頻発する、牛や豚の窃盗事件。「我が子が突然、攫(さら)われたようなものですよ」とオーナーを憤らせる窃盗グループの正体は?

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 現状の被害を整理すると、5月から現在にかけて、以下の通りだ。

○群馬県=豚(約)670頭、牛2頭
○栃木県=牛6頭
○茨城県=豚1頭
○埼玉県=豚2頭

 牛5頭の被害に遭った栃木県足利市「鶴田ファーミング」の鶴田一弘代表はこう話す。

「初めに盗まれたのは、6月下旬。生後2日と1週間の黒毛和牛の子牛が夜に姿を消していてね。被害届を出すのと同時に、監視カメラを取り付けました」

「8月23日にも、また生後4週間の子牛が3頭いなくなっていた。慌てて確認すると、ばっちり犯行グループの様子が写っていたんです」

 それが掲載の写真である。写っていたのは、白いステップワゴンに乗った3人組。

「気絶させられたのか、子牛は身動きも取れず、1頭ずつ逆さ吊りにして車の後ろに積んでいましたね」(同)

 取材する記者によると、

「1つの特徴は犯行の荒っぽさ。軽装で手慣れた様子やその場で豚を解体しようとした跡も。暴力団などはもう少し慎重です」

 また、もうひとつの特徴はどれも子牛や子豚がターゲットになっている点だというが……。

 さる家畜商によれば、

「牛にはすべて識別耳標が付いているし、血統書もある。豚だって今どきどの屠畜場でも、どこの牧場から来たものか、ということは確認する。ましてや普段出てこない子どもの肉なんて」

 ならば、犯行グループは、これを闇で捌いて金にしているということになる。

 捜査当局に関係先と疑われた中には、SNSで個人間での肉の売買相手を募っていたベトナム系の店がある。その業者に聞いてみると、

「ワタシ、出来ないよ。そんなことしたらビザ無くなって追い出されちゃうよ。ワタシ家族もいて、日本に住みたいと思っている。Facebookももう止めた。疑われても困るからね」

 と必死で否定するのだった。

「週刊新潮」2020年9月10日号 掲載

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