「神戸山口組」の井上組長が10数キロ減量、“とことんやる”宣言の真相は?

神戸山口組が分裂か 井上邦雄組長、10キロ以上減量し「とことんやる」宣言?

記事まとめ

  • 神戸山口組の中核組織・山健組は「井上山健組」と「中田山健組」に分裂状態だという
  • 神戸山口組の井上邦雄組長は10キロ以上減量し、「とことんやる」と話しているそう
  • 井上組長が戻らないかと説得も、岡山の池田組は断り、邦楽會の福原辰広組長は引退とも

「神戸山口組」の井上組長が10数キロ減量、“とことんやる”宣言の真相は?

■井上山健vs中田山健で分裂


 6代目山口組側からの切り崩しが苛烈で、神戸山口組の瓦解・自壊が顕著となっているのは既報の通り。神戸側の中核組織である山健組内で勢力が二分される状況に至っているが、そんな中、神戸山口組の井上邦雄組長は10キロ減量、「とことんやる」と話しているという。その真意とは何か?

「井上さんはここ最近、“とことんやる”と言うてるみたいです。解散も引退もせえへんいうことでしょう」

 と話すのは、神戸山口組の関係者。

「数日前には、暴排条例の指定に引っかからない明石市の居酒屋までやってきて、神戸山口組幹部とメシ食うてね。10キロ以上減量して精悍な顔つきをして、“やる気の表れや”とみんな感じとったそうです」

「しばらくダンマリを決めこんでましたが、配下の組員らの士気を鼓舞すると同時に、そろそろ動き出すってことやないですか」

 もっとも足元の山健組内はグラつき続けている。

 先代の井上組長に付き従う「井上山健組」と当代の中田浩司組長に付いた「中田山健組」とに分裂状態にあるという。

「『中田山健』の方は若手が多く、6代目側に戻りたいと考える者が少なくないと聞いています」

 と話すのは、元山口組系義竜会の竹垣悟氏。現在は元暴力団員の自立を支援するNPO法人を運営している。近著に『山口組ぶっちゃけ話 私が出会った侠客たち』がある。

「中田組長自身、井上組長が神戸のトップでなければ神戸からは出なかったかもしれませんが、“もうついて行けない”と離脱したそうです」

「その他にも、井上組長から戻ってこないかと説得を受けていたものの断りを入れたのが、岡山の池田組。また、キッパリと引退を選ぶ幹部もいました」

 邦楽會の福原辰広組長もそのひとりだ。

「引退の際に福原組長は指を詰めたと聞いています。カタギになるのに指を飛ばすというのは暴排条例の施行後は聞いたことがないですね。同時に邦楽會の森陰信治若頭もカタギになりました」

■「井上さんにそんなつもりはさらさらない」


 当然ながら、井上山健vs中田山健はシノギ(みかじめ料)を巡って揉め事も発生しているようで、

「井上山健についていたはずの與組の若い衆が全員、與組を抜けたそうです。色々とあるんでしょうけれど、山健同士がみかじめ料を巡って攻防するというのは切ない話です」

 今後の展望はどうなっていくのか?

「暴力団は若頭が組織を回していくわけですが、それを担える人物が神戸にはいないんですね。ヤクザに限らず、リーダーに求められるのは決断。その点で井上組長はこれまでずっと後手に回ってきた印象ですね」

「どこかの組織が6代目と神戸との間に入って、仲裁をするという声も聞こえてきません。神戸側は逆縁と言って親(分)を裏切った。間に入るということは両陣営を組織として認め、裏切り者の声を聞くことになる。でも、そんなことはできないですよね」

 この点、先の神戸山口組の関係者に聞くと、

「山一抗争では、稲川会が間に入って山広組の山本広組長が山口組側に詫びを入れ、命の保証をしてもらったわけです。でも、井上さんにそんなつもりはさらさらない。“とことんやる”というのは、そういうことです」

週刊新潮WEB取材班

2020年9月9日 掲載

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