視聴者を笑わせるため? NHK「ワシントン支局」記者、カツラ中継の波紋

NHK・栗原岳史記者が冗談半分でカツラを被って中継に出演し、上層部から叱責か

記事まとめ

  • NHKワシントン支局・栗原岳史氏はエース記者らしいが、中継にカツラで出演したという
  • 上層部から注意され、その影響で一時は出演からも遠ざかっていたらしい
  • 最近では、栗原岳史記者は混乱する米大統領選で連日、現地の様子を報告している

視聴者を笑わせるため? NHK「ワシントン支局」記者、カツラ中継の波紋

視聴者を笑わせるため? NHK「ワシントン支局」記者、カツラ中継の波紋

NHKのニュースに出演したワシントン支局の栗原岳史記者(20年11月9日)

 混乱する米大統領選で、連日、現地の様子を報告しているのが、NHKワシントン支局の栗原岳史記者である。ところがこの人、フザけてカツラを被って中継に登場し、叱られちゃったというのだ。

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「はい、ホワイトハウス前から中継です」

 と、画面に登場、トランプ大統領の様子を伝える栗原記者。関係者によると、彼は非常に優秀な記者だと言う。

「東大教養学部を卒業後、05年に入局。まず岡山放送局に配属されました。通常、NHKの記者は地方局を2つか3つ経験してから東京に上がることが多い。彼は岡山のあと、すぐに東京に戻り、報道局政治部記者として官邸や外務省、与党、野党の担当しました。そして米スタンフォード大への留学を経て、ワシントン支局に配属されたのです」

 現在は“大統領選担当”というところか。今年41歳の栗原記者は、健康的な日焼けした肌で、ちょっとぽっちゃりしている。織田裕二のモノマネで一躍人気となった山本高広に似ているかも。最近は短めの髪を七三に分けているのだが――。


■カツラでワシントンから中継


「6月24日の『おはよう日本』に、黒々とした海苔でも乗っけたような頭で登場したんです。どう見てもカツラでした。彼を知る人が見たら吹き出したんじゃないでしょうか」

 確かにヘンだ。七三分けではあるものの、茄子のヘタのようにも見える。ちなみにこの日の中継は、ボルトン元補佐官が出版したトランプ大統領の暴露本が売り出されたというニュースだった。自ら購入してきた、とも語っていた。

 だが、それよりも気になるのが髪型である。

「どうやら冗談半分でカツラを被って出演し、上層部から注意されたそうです。その後、一時は出演からも遠ざかっていましたが、カツラ出演の影響と言われています」


■説明責任くらい果たせ


 栗原記者は視聴者を笑わせたかったのだろうか。民放関係者は言う。

「ただ、エース記者なんでしょ。ひょっとして、言葉では伝えられない何かを訴えようとしていたなんて、うがち過ぎですかね。カツラになぞらえて、トランプの暴露本はフェイクだ、とか」

 こんな見方もある。

「ヘンなカツラを被った報道番組と言えば、かつて大泉洋を輩出した『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)で、オーストラリアロケの際、現地で奇妙なカツラを被ったアナウンサーの番組を紹介したことがありました。彼の世代なら、あの『どうでしょう』は見ていたでしょうからね。番組でのカツラも奇妙な七三分けだったような……」

 とはいえ、NHKの報道番組である。

「民放のバラエティならともかく、報道番組でなんでこんなことをしたんでしょう。ましてや、視聴者の受信料で賄われているNHKですからね。NHKのガイドラインには、〈放送は、常に品位と節度を心がけ、視聴者に不快感や苦痛を与える内容、場面は避ける〉とある。なにより今、NHKは、公共放送としての重要性を強調しつつ、全世帯から受信料を徴収するために、テレビ設置届け出の義務化を求めている真っ最中です。ふざけたことをやっている場合ではないでしょう」

 果たして、真相はどうだったのか、NHKに尋ねてみた。

 質問状送付から7時間を経て、NHKから返ってきた答えがこれだ。

〈ご質問には、お答えしかねます。〉(NHK広報局)

 放送法第27条にはこうある。

〈協会は、その業務に関して申出のあつた苦情その他の意見については、適切かつ迅速にこれを処理しなければならない。〉

週刊新潮WEB取材班

2020年11月13日 掲載

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