旅館・ホテル宿泊 コロナを防ぐ手洗い・手指消毒―夏とレジャーとコロナ対策

旅館・ホテル宿泊 コロナを防ぐ手洗い・手指消毒―夏とレジャーとコロナ対策

旅館・ホテル宿泊 コロナを防ぐ手洗い・手指消毒―夏とレジャーとコロナ対策

旅館・ホテル宿泊での手洗い・手指消毒のタイミングも「トイレの後」「食事の前」「手指の高頻度接触面に触れた後」です。「トイレの後」「食事の前」の手洗いは子どものころから啓発されてきた感染対策なので、すべての人が心得ていることと思います。しかし、コロナ禍では「手指の高頻度接触面に触れた後」も大変重要です。

旅館やホテルには多くの人々が訪れて、宿泊しています。その中には新型コロナウイルス感染症の人も含まれているかもしれません。そのような人が咳やくしゃみをしたときに、手で鼻や口を押えたり、ティッシュペーパーなどで鼻をかんだりしたときには、手指にウイルスが付着します。そのまま、手すりやドアノブのような「手指の高頻度接触面」に触れれば、そこにウイルスが付着します。そのようなところに他の人が触れると手指にウイルスが付着し、無意識のままに眼、鼻、口の粘膜に触れれば感染してしまうのです。すなわち、「ウイルスが付着している手指が眼、鼻、口の粘膜に触れる前にウイルスを洗い流すこと」が重要なのです。そのため、手すり、ドアノブ、エレベータのボタン、ロビーの机の上などに触れた後には手指消毒をします。しかし、子どもは活発で、様々なところを触れています。どこに触れたかを親が把握することは困難です。そのため20分毎に手指消毒をするというのが実践的と思います。もちろん、旅館やホテルの玄関に用意されているアルコール手指消毒薬は使用します。20分毎の1回にカウントできます。このとき、アルコール手指消毒薬であることを確認しましょう。ときどき、アルコール以外の消毒薬を薄めた製品が用意されていることがあるからです。

それでは、石けんと流水による手洗いとアルコール手指消毒薬では、どちらがよいのでしょうか? 旅館やホテルにはどちらもあります。どちらでも構いません。ただし、念のためということで、石けんと流水による手洗いを済ませた後に、アルコール手指消毒をすることは避けましょう。手荒れの原因となるからです。どちらかで手指を清潔にします。

(著者:浜松医療センター 院長補佐 兼 感染症内科部長 兼 衛生管理室長 矢野 邦夫)

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