〔受験生の日常編〕食事でのコロナを防ぐ!―受験生を守るコロナ感染対策

〔受験生の日常編〕食事でのコロナを防ぐ!―受験生を守るコロナ感染対策

〔受験生の日常編〕食事でのコロナを防ぐ!―受験生を守るコロナ感染対策

食事時のコロナ対策はとても重要です。食事の時にはマスクを取り外さざるを得ないからです。そして、周囲で食事をしている人々もマスクを取り外しています。すなわち、新型コロナに対して、最も無防備になるのが「食事の時」であるといえます。このときには、他の人とテーブルを介して対面しないことが大切です。飛沫は前面に飛び出すので、向かい合っている人と1m以内でマスクを着用していない状況で会話することは絶対に避けましょう。どうしても、向かい合わざるを得ないときには「決して会話をしない」ということが大切です。会話をしなければ、飛沫を交換する機会は大きく減少するからです。

学校では教室で食事をすることがほとんどと思います。このときは全員が前を向いて食事をしていることから、お互いの会話がなければ、マスクを外したからといってコロナが容易に伝播することはありません。確かに、会話をしないということは生徒や学生には難しいことかもしれません。しかし、受験生のクラスでは我慢してもらうしかありません。一方、飲食店などでの外食では座席を選ぶことができるので、対面には誰も座らないようにします。そのようなところを勉強の場として長時間使用するときも同様です。

それでは、自宅ではどうでしょうか? この場合、家族とは時間差で食事をするようにします。受験生を除く家族で食事をして、受験生は自室か食卓で1人で食事をするようにします。家族といっても、無症状の感染者がいるかもしれないので、決して油断できません。

食器や箸については、使用後は食洗器で洗うか、洗剤と水道水で洗えば十分です。そのような処理をした食器類には感染性のあるウイルスは残存しないからです。そのため、受験生と家族で食器を別にする必要はありません。

自宅では毎日、食事をするのですから、十分な感染対策が必要です。窮屈な生活になるかもしれませんが、受験が終わるまでの我慢です。

(著者:浜松医療センター 院長補佐 兼 感染症内科部長 兼 衛生管理室長 矢野 邦夫)

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