三浦瑠麗氏のCMに起用で#Amazonプライム解約運動がトレンド入り。企業がタレントにこだわる意味とは。

三浦瑠麗氏のCMに起用で#Amazonプライム解約運動がトレンド入り。企業がタレントにこだわる意味とは。

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国際政治学者の三浦瑠璃氏がAmazonプライムのCMに起用されたことをきっかけにAmazonプライム解約運動がTwitterのトレンド入りするなど、大きな動きとなっています。この運動の発端は三浦瑠璃氏は過去に徴兵制の導入を進める発言をしていたことが原因であり、企業側はこうしたタレントの負の影響力にも注意を払う必要があります。

AmazonプライムビデオのCMに国際政治学者の三浦瑠璃氏が登場したことをきっかけに"#Amazonプライム解約運動"がTwitterのトレンド入りしました。AmazonプライムはAmazonが提供している定額サービスで、三浦瑠璃氏に反発する人たちがこのサービスの解約を呼び掛けています。

"#Amazonプライム解約運動"がTwitterでトレンド入りするほど三浦瑠璃氏への反発が大きい理由として、三浦瑠璃氏が徴兵制を必要と主張していることが挙げられます。三浦瑠璃氏は同志社大学の特別客員教授阿川尚之氏との対談の中で、イラク戦争が軍の反対を押し切って政府や国民が戦争を始めたとし、軍と国民を切り離してしまったがゆえに国民が戦争のコストを支払っていないことが問題だと論じていました。それゆえに、徴兵制を導入することで国民が戦争のコストを意識し、政府や国民による戦争を増えることができると主張しています。

企業はこれまでタレントのイメージを利用して自社製品やサービスの販売を促してきました。しかしながら、今回の炎上が示すように必ずしもタレントのイメージがもたらす影響は正の影響だけではなく、負の影響もあります。企業はこうしたタレントの負の影響力についても注意を払う必要がありそうです。

これまで企業は自社の製品・サービスを消費者にアピールする際にはタレントの起用にこだわってきました。企業は製品やサービスをアピール手段として、その製品・サービス自体をアピールすることは当然として、タレントのイメージを利用して自社製品・サービスをより魅力的に見せるように工夫を凝らしてきました。こうした企業の意図は、不祥事を起こしてしまったタレントが即座にCMから降板させられてきたこれまでの事例からも分かります。

このように企業がタレントの起用にこだわる理由の1つにハロー効果をあげることができます。ハロー効果とは、ある対象を評価する際にその対象への全体のイメージが細かい部分への評価にも影響を及ぼすことを指します。つまり、イメージの良いタレントがCMに出ている製品・サービスではそのタレントへの消費者の高い評価が製品・サービスにまで影響し、より高い評価につながると考えられています。こうしたハロー効果をもちいることによって顧客の意思決定にタレントは強い影響力を持っています。

コンプライアンスの重要度が高まると同時に、タレント自身による情報発信が盛んになっている今、タレント起用の難しさが増しているといえます。今後、企業がタレントを起用する際には起用するタレントがこれまでにどのような発言をしてきたのか、あるいは今後どのような発言をしそうなのかまでチェックする必要性がありそうです。

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