クラスターフェスへの批判殺到。平塚正幸氏の思想と参加者の心理とは。

クラスターフェスへの批判殺到。平塚正幸氏の思想と参加者の心理とは。

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クラスターフェスとは、平塚正幸氏の飛びかけて行われたデモ活動のことです。主な参加者は平塚正幸氏の賛同者、国民主権党の関係者といわれています。平塚正幸氏は一貫して新型コロナウイルスの毒性を疑問視しており、政治批判に繋げています。

一連の騒動を主導したのは平塚正幸氏です。千葉県船橋市出身の38歳で、2003年に明治大学を中退し、2014年頃から不正選挙を正す社会活動を開始しました。社会活動開始前に違法な転売行為をしていたともいわれていますが、さだかではありません。平塚正幸氏は2019年参院選でN国党(NHKから国民を守る党)から出馬したにも関わらず、同党に批判的な政見放送で話題になりました。彼はのちに離党し、2020年の東京都知事選に向けて国民主権党を設立しました。

平塚正幸氏は現在の自民党政権の政策ならびに、世界的に広く推奨されている新型コロナウイルス対策を強く批判しています。主な主張は以下の3つです。・新型コロナウイルスは風邪と同じ・犠牲者は新型コロナウイルス以外の理由で亡くなった・世界の支配層は新型コロナウイルス騒動を利用し、都合の良い社会に作り替えようとしているこれらの主張はいずれも論拠に乏しく、抗議活動の集会がクラスター感染の原因にもなることから、平塚正幸氏とクラスターフェスは大きな批判に晒されています。

日本では憲法第19条によって、思想信条の自由が保証されているため、基本的にどのようなデモ活動も容認されています。クラスターフェスが批判されているのは、理念や思想とは無関係に、以下の問題点を孕んでいるせいです。・一般の人々に新型コロナウイルスが無害だと惑わす・対外的アピールのためにマスク無着用で集会を開く・山手線をジャックし、不必要に感染リスクを上げる現在は新型コロナウイルス対策として、ソーシャルディスタンスを保つことが重要視されています。ところがクラスターフェスは、いわゆる3密をすべて破っているため、文字通りクラスター型大規模感染の原因になりかねません。

一般的に考えてクラスターフェスの開催は荒唐無稽ですが、クラスターフェス参加者はいたって真剣です。おそらく彼らの大半は心の中に不安を抱えており、それから目を逸らすために奇抜な行動に出たのでしょう。心理学に正常性バイアスという用語があります。正常性バイアスは平たくいうと、都合の悪い現実から目を背け、精神を守る防衛的本能のことです。クラスターフェスの参加者は、未曾有の世界的パンデミックを受け入れられず、正常性バイアスに従って現実を否定する行動に出たのだと考えられます。

クラスターフェスは日本で行われたデモ活動ですが、同様のことは海外でも発生しています。アメリカではコロナパーティーと呼ばれる集会が開かれ、参加者の男性が死亡する事例がありました。

2020年7月12日、アメリカのテキサス州で30歳男性が新型コロナウイルス感染で死亡しました。男性の治療を担当したジェーンアップルビー医師は、彼が自分からコロナパーティーに参加していたことを明かしています。詳しい日時は不明ですが、コロナパーティーは新型コロナウイルスと診断された人物が主催したもので、参加者に感染するかどうか試す実験的催しだったそうです。死亡した男性は新型コロナウイルスに懐疑的でしたが、感染発覚後は考えを改め、軽率な行動だったと後悔していたと伝えられています。

コロナパーティーに限らず、あえて感染しようとする人は少なくありません。ウイルスの特性として、ある社会で一定以上広まると、全体的にウイルスへの免疫が獲得できるといわれています。荒療治ではありますが、新型コロナウイルス感染者にわざと接触するのは、こうした集団免疫獲得が目的の可能性もあります。ただし新型コロナウイルスについてはまだ不明な点が多く、2020年6月には仮に免疫ができたとしても、長期間免疫が持続しない可能性が報告されました。新型コロナウイルスへの感染はいまだリスクが高く、可能な限り避けるのが賢明です。

平塚正幸氏はYouTubeでチャンネルを運営しています。そのことから今回の騒動は再生数向上を目的として、わざと行ったのではと指摘されています。YouTubeのチャンネルは再生数に応じて、広告収入が増える仕組みです。批判の有無は関係ありません。このためあえて炎上を狙って問題を起こし、再生数を稼ぐ迷惑系YouTuberが増加しつつあります。同様の手法で注目を集め、政治家にまでなった人物としてN国党の立花孝志氏を挙げられます。平塚正幸氏はN国党在籍時代、立花孝志氏のやり方を学び、今回のクラスターフェスを意図的に起こした可能性が非常に高いです。彼らの言動に振り回されず、冷静に行動しましょう。

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