AVの音声を流したYouTuberが書類送検。YouTube側に求められる迷惑系YouTuberへの対応。

AVの音声を流したYouTuberが書類送検。YouTube側に求められる迷惑系YouTuberへの対応。

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警視庁は2020年8月11日、男性2人(26歳と23歳)を東京都迷惑防止条例違反と不法侵入の疑いで書類送検しました。2人は6月末、JR原宿駅の多目的トイレでAVの音声を流し、警察に連行されました。男性2人は「YouTube」に動画を投稿する「YouTuber」ですが、彼らのように騒動を起こす者を特に「迷惑YouTuber」と呼び、その行動が社会的に問題視されつつあります。

2人組の男性は、東京都内に住むYouTuberと飲食店のアルバイト店員でした。2人は6月11日夕方、JR原宿駅の多目的トイレでAVの音声を駅構内に流し、音声に気づいた駅利用者の反応を撮影していたそうです。この迷惑行為はすぐに通報され、警察によって撮影はストップしたので、動画がアップロードされることはありませんでした。2人は容疑を認めた上で、反省の態度を見せているとのことです。

近年は今回逮捕された2人組同様、問題行動を繰り返す迷惑YouTuberが後を絶ちません。強い批判を浴びていわゆる炎上状態になる者や、逮捕者が出ても迷惑YouTuberは増える一方です。こういった迷惑YouTuberが続出する背景には、YouTubeの構造上の問題が指摘されています。

2020年7月、YouTuberの「へずまりゅう」こと原田将大容疑者が会計前の食品を食べ、愛知県警に窃盗罪で逮捕されました。その後、彼が新型コロナウイルスにかかっており、少なくとも7名へ感染させていたことがわかりました。彼は新型コロナウイルス感染の疑いを自覚しつつ、感染拡大を承知で行動していたことから、ネット上を中心にして大バッシングが行われています。原田将大容疑者はこれ以前にも問題行動を繰り返しており、複数の訴訟を起こされているともいわれています。

迷惑YouTuber増加の背景には、YouTubeのシステムに問題があるとも指摘されています。YouTubeはアップロードされた動画に広告をつけており、動画の再生数に応じて収益をYouTuberに分配しています。この分配は純粋に再生数に基づくものであるため、動画の内容の良し悪しはまったく関係ありません。そのため再生数を稼ぐ目的で、わざと炎上を狙った迷惑YouTuberを生み出す温床になっているようです。

迷惑YouTuber対策はいくつか考えられますが、すぐに実行可能な案は2つです。1つは問題動画をアップロードするチャンネルの収益化停止、2つめは広告をつける動画の審査基準改善です。YouTuberにとって広告収入は一種の生命線なので、停止されれば活動を縮小せざるを得ません。こうして短期的に収益化停止で抑止を行い、長期的には審査基準を見直すことでYouTube全体の健全化を計れます。いずれにせよYouTubeには早期かつ厳格な対応が求められています。

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