労働者が微粉炭に埋もれ死亡 安全帯使用させなかった清掃業者送検 いわき労基署

労働者が微粉炭に埋もれ死亡 安全帯使用させなかった清掃業者送検 いわき労基署

労働者が微粉炭に埋もれ死亡 安全帯使用させなかった清掃業者送検 いわき労基署の画像

 福島・いわき労働基準監督署は、ホッパー内の作業時の危険防止措置を怠ったとして清掃業の富士見産業梶i東京都中央区)と、現場で安全管理を担当していた同社の班長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福島地検いわき支部に書類送検した。ホッパー内で作業していた53歳の男性労働者が微粉炭に埋没し、死亡する災害が発生している。

 災害は令和2年12月15日、福島県いわき市の発電所建設工事現場で発生した。同労働者は、ホッパーの試運転後に溜まった微粉炭をホースで吸い出すため、深さ13メートル、直径4メートルほどのホッパー内に入った。縄梯子を伝って微粉炭が溜まった底付近まで降り、ホースで吸い出そうとしたところ、何らかの原因で微粉炭内に転落したとみられている。

 労働者は声を出して助けを呼んだが、ホッパーの入口は1人分が入れるマンホールのみで、中は暗くてほとんど見えない状態だった。外にいた作業員は異変に気が付いたが上手く助け出すことができず、労働者は深さ3メートルまで溜まった微粉炭に埋まったとみられる。

 同社は労働者が埋没するおそれがあったにもかかわらず、墜落制止用器具を使用させていなかった疑い。

【令和3年6月17日送検】

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