ヤマサ醤油とワクチン生産の関係〜ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

ヤマサ醤油とワクチン生産の関係〜ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

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「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

現在、3回目のワクチン接種が始まったが、新型コロナウイルスのm(メッセンジャー)RNAワクチンの「超重要パーツ」を日本の老舗醤油メーカー『ヤマサ醤油』(千葉県銚子市)が供給している。



「同社はファイザーやモデルナ、ビオンテックに対し、mRNAワクチン生産に欠かせない原料の『シュードウリジン』を供給している。高品質のシュードウリジンを大量生産できるメーカーは世界でもひと握りで、ヤマサはその主要サプライヤーなのです」(医療ジャーナリスト)


開発のきっかけは「うま味」の研究

シュードウリジンは核酸化合物の1つで、開発のきっかけは、日本食に欠かせない「うま味」の研究からだった。同社は、かつお節のうま味成分がイノシン酸であることを発見したが、その際、RNAを分解してイノシン酸やグアニル酸を取り出すことに成功した。


しかし、調味料として販売するだけではコスト的に合わない。そのため、抽出過程でできる副産物を1971年から医薬品の原薬として製造してきた。それが現在、脚光を浴びているシュードウリジンだ。


「うま味」の余剰物に別のうま味が隠れていたというわけだ。



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