日本沈没のリアル…巨大地震“緊迫地域”迫り来る4連発!

地震の活動期に入った現代日本 北海道ではすでに巨大地震急襲のカウントダウンか

記事まとめ

  • 地震の活動期に入った現代日本は、どの巨大地震が先に発生しても不思議ではないという
  • 千島海溝、日本海溝の海域はその発生リスクが非常に高く国が最高の危険度ランクに指定
  • 地震調査委員会などはM7級以上の地震が起きる確率を首都直下で70%などと予測も

日本沈没のリアル…巨大地震“緊迫地域”迫り来る4連発!

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(画像)Aghavni Shahinyan / shutterstock

千島海溝、日本海溝、南海トラフに加えて、首都直下――。



いずれも阿鼻叫喚の地獄図絵が浮かんでくる。地震の活動期に入った現代日本にとって、どの巨大地震が先に発生しても不思議ではない。


「千島海溝は、平均350年周期で巨大地震が発生しています。千島海溝で起きた最後の巨大地震から約400年経っている現在、切迫状態といえます。海溝型地震は、陸側のプレートが引きずり込まれて先端部にひずみが蓄積し、限界に達して跳ね上がることで発生する。東日本大震災の際、三陸海岸の沿岸部では沈降現象が続いていたが、それと同じ現象が起きているのが北海道の道東太平洋沿岸です」(サイエンスライター)


この地域では、根室、釧路の沈降が顕著だ。1994年の北海道東方沖(M8.2、最大震度6)、2003年十勝沖(M8.0、最大震度6弱)などの大地震が発生しているが、今も沈降は続いているという。


「地震専門家はM9に匹敵する地震がないと、沈降は収まらないと指摘しています」(同)


世間では、南海トラフのことばかり強調されているが、北海道ではすでに巨大地震急襲のカウントダウンが始まっているのである。


武蔵野学院大学特任教授(地震学)の島村英紀氏が解説する。


「東日本大震災の震源(宮城県沖)の北側が危ない、と常々言ってきました。東北の北側にしろ、道東地域にしろ、人口が少ないので、南海トラフに比べれば被害は少ないかもしれないが、緊迫度は南海トラフ以上かもしれません。今は地震の活動期です。千葉・房総半島、静岡・御前崎でも沈降現象が起きています」


何しろ、千島海溝、日本海溝の海域はその発生リスクが非常に高く、国が最高の危険度ランクにしているほどだ。


富士山噴火は南海トラフが引き金に…

政府は昨年12月21日、千島海溝、日本海溝沿いでM9級の巨大地震が起きた場合の被害想定を公表した。それによると、最悪の死者数は千島海溝で計10万人、日本海溝で計19万9000人と推定している。経済被害は千島海溝16兆7000億円、日本海溝31兆3000億円と甚大だ。


また、北海道や岩手県の太平洋沿岸には最大約30メートルの津波が押し寄せると推計している。


太平洋側沿岸を襲う各地の最大の津波の高さは次の通り。北海道えりも町27.9メートル、青森県八戸市26.1メートル、岩手県宮古市29.7メートル、宮城県気仙沼市15.3メートル、福島県南相馬市19メートル、茨城県北茨城市6.5メートル、千葉県旭市6.6メートル…。


東京湾はどうか。


「東日本大震災の際、東京湾にも2メートルを超える津波が入ってきた。地震の規模にもよりますが、津波の覚悟はしておいた方がよさそうです」(同)


冒頭に挙げた4つの巨大地震は、これから30年のうちに発生する確率が非常に高いとされる。


「地震調査委員会などはM7級以上の地震が起きる確率を首都直下で70%、南海トラフ70〜80%、千島海溝60〜80%、日本海溝50〜90%と予測している」(前出・サイエンスライター)


4つの巨大地震で地震活動期が終わるわけではない。というのも、「富士山はいつ噴火しても不思議ではない、極めて危険な状況」(前出・島村氏)にあるからだ。


富士山噴火は南海トラフが引き金になるといわれる。


「東日本大震災が発生した時、静岡県富士宮市で震度6強の誘発地震がありました。富士山のマグマ溜まり≠フ天井には亀裂が走っており、もし、南海トラフ地震が起きたら天井が飛んで富士山が噴火するのは避けられないでしょう」(全国紙社会部記者)


すると、東京には火山灰などが降り注ぎ、交通、通信、水道、ガス、電気などのライフラインは完全に遮断され、首都機能はマヒ、大パニックに陥るのは想像に難くない。


“中国嫌い”などと言っていられない…

「日本に天地動乱の時代が訪れると、ドラマ『日本沈没』に描かれたような状況が生まれるということです。作品では札幌に首都機能を移転したが、現実の北海道は千島海溝巨大地震にやられている可能性があり、そううまくはいかないのです。では、九州はどうかというと、阿蘇をはじめとした火山があり、こちらも未知数。となると、大国・中国とそういう状況について話し合わなければならないかもしれない。つまり、中国嫌い≠ネどと言っていられなくなるのです」(防災ジャーナリスト・渡辺実氏)


似たような時代が過去にある。平安期の貞観時代(859年〜877年)だ。当時も三陸の巨大地震、南海トラフ地震、首都直下地震、富士山噴火と天変地異で荒れ狂った。


「1000年前とは人口密度が違うでしょ。1000年前は乗り越えられたが、現代は個々人が本気で日本脱出を考えなければならなくなるかもしれない」(同)


経済損失も考えなければなるまい。富士山が噴火すると、2兆5000億円の被害額が生じるらしい。しかも、南海トラフでは千島海溝巨大地震の約10倍にあたる169兆円の被害額が想定されているのだ。


「戦後の日本が見事に復興できたのは、高度成長期にたまたま日本列島で地震が少なかったからですよ。幸運な時期は1995年で終わりを告げました。阪神・淡路大震災以降の日本は地震の活動期に入りました。そして、南海トラフ地震を経験した日本は悲惨な状況に陥るでしょう」(同)


日本沈没とならないことを祈るばかりだ。



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