「空飛ぶ車や寿命延長などはすでにいつできるかという段階」2030年の世界を予測する

「空飛ぶ車や寿命延長などはすでにいつできるかという段階」2030年の世界を予測する

『2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ』(ピーター・ディアマンディス&スティーブン・コトラー 著/土方奈美 訳)NewsPicksパブリッシング

 2030年。台所ではドローンが運んだ食材を一流シェフの料理動画で学習したロボットが自動調理。歴史の授業ではVRで古代エジプトの墓を訪問――。

 AI、3Dプリンター、遺伝子編集等の最先端技術が「コンバージェンス(融合)」することでやってくる近未来を、ファクトベースで予測した本書が大ヒット中。

「著者のピーター・ディアマンディスの『社会問題はアイデアとテクノロジーで解決できる』という考え方に共鳴し、ブログや講演会などを10年ほど追いかけています。彼は日本ではあまり知られていませんが、スペースXやテスラのCEOイーロン・マスクのビジネスパートナー。そこをフックにすれば、多くの人の興味をひけると考えました」(担当編集者の富川直泰さん)

 読みは当たり、メディアやYouTuberなどにも盛んに取り上げられている。

「本書を読めば、空飛ぶ車や寿命延長などが、できるか・できないかではなく、いつできるかという段階にあることがわかります。それらの技術を持つ有望企業名も網羅的に紹介しているため、企業による買い上げや個人投資家にも好評です」(富川さん)

 巻末ではベンチャー投資家の山本康正氏が解説。「日本のメディアが取り上げない、海外の動向をいち早く知っておくことは必須」と本書を日本人が読むべき理由を論じている。

2020年12月発売。初版6000部 現在7刷8万5000部(電子含む)

(長谷川 未緒/週刊文春 2021年4月29日号)

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