コロナを在宅医療イノベーションにつなげたアメリカ 実録・新型コロナウイルス集中治療の現場から(第44回)

コロナを在宅医療イノベーションにつなげたアメリカ 実録・新型コロナウイルス集中治療の現場から(第44回)

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連載「実録・新型コロナウイルス集中治療の現場から」の第44回。新型コロナウイルス感染症によって5年分の進化が1年で達成されている――アメリカの医療で急激に進むイノベーションについて、讃井將満医師(自治医科大学附属さいたま医療センター副センター長)が在米医師に訊く。

 1年前、ニューヨークでは新型コロナ感染症の感染爆発が起こり、病院は野戦病院のようになりました(第7回、第8回参照)。そのアメリカは今、どのような状況なのでしょうか。医療崩壊したニューヨークの病院にボランティアとして赴き、現在コロラド大学集中治療フェローをされている淵田幹太先生にアメリカの現状を伺いました。

州による対策の違い

淵田 アメリカでは、これまで3つの波を経験しました。パンデミック初期の第1波ではニューヨーク市など主に大都市で急激に感染が拡がりました。その後、第2波、第3波と感染者数は増えていき、アメリカの2大休日であるサンクスギビング(11月下旬)とクリスマスのタイミングで最大のピークを経験しました。これは日本の年末年始に相当する休日で、多くの人が地元の街に帰省し、家族大人数で過ごします。人の移動が少なからず感染拡大に関与していたのではないかと推測されます。

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