グーグル、中国本土の翻訳サービスから撤退 背景に競争激化、規制強化、強力な検閲体制

グーグル、中国本土の翻訳サービスから撤退 背景に競争激化、規制強化、強力な検閲体制

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 米グーグルが、中国本土の翻訳サービスから撤退したと米CNBCや米ウォール・ストリート・ジャーナルが10月3日に報じた。広報担当者が同日、「利用が少ないため、中国本土でのグーグル翻訳を廃止した」と説明したという。

西側企業の事業活動困難

 すでにウェブサイト版とアプリ版のいずれもが利用できなくなっている。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ウェブブラウザーで中国本土版のグーグル翻訳にアクセスすると、香港版にリダイレクトされる。しかし、中国本土からは読み込みに失敗するという。

 現地企業との競争、より厳しい規制環境、厳格なインターネット検閲体制を背景に、西側企業の事業活動が困難になっており、中国から撤退する動きが広がっていると同紙は報じている。今回のグーグル翻訳の停止はその最新の動きだという。

検索、メール、動画、地図、アプリストア

 グーグルはかつて、中国で検索サービスを提供していたが、同国からの電子メールサービスに対するサイバー攻撃や、当局に強いられていた検閲に従えないとして、2010年にサービスを停止した。その一方でサーバーを香港に移し、香港経由で中国本土向け検索サービスを提供した。だが、その後中国当局が動き、アクセスが遮断された。

 メールサービス「Gmail」や動画共有サービス「YouTube」、地図サービス「Google Maps」なども利用できず、Android搭載スマートフォンにはグーグルのアプリストア「Google Play Store」が入っていない。

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