グーグルとアマゾン、長らく続いた動画紛争に終止符 サービスを互いのハードウエアに提供

アマゾンの端末でYouTubeが復活

 米グーグルは7月10日、「Fire TV」をはじめとるす米アマゾン・ドットコムの動画配信端末で、傘下の動画共有サービス「YouTube」の公式アプリが利用できるようになったと発表した。

 グーグルはもともと、アマゾン製の端末にYouTubeアプリを提供していたが、2017年12月に突如中止すると発表。その後の2018年1月からFire TVでYouTubeを視聴するには、ウェブブラウザー経由でアクセスしなければならなかった。だが、ウェブブラウザーは公式アプリと異なり、全ての機能を利用できなかった。

 ウォールストリート・ジャーナルなどの米メディアの報道よると、経緯は次のようなものだった。

 グーグルは、アマゾンがAIスピーカー「Google Home」や動画配信端末「Chromecast」などのグーグル製機器をeコマースサイトで取り扱っていないと不満を漏らしていた。また、アマゾンのPrime VideoはChromecastでは利用できない。さらにアマゾンは、グーグルのグループ企業であるスマートホーム機器メーカー「ネスト」の一部の製品を販売中止し、競合するホームセキュリティー製品を発売した。

 こうしたアマゾンの行為によって、「相互の関係が失われた」とグーグルは主張。もはや、Fire TVやスマートディスプレー「Echo Show」などのアマゾン製機器で、YouTubeをサポートしないとしていた。

Prime Videoをグーグルの機器に提供

 ところが今年(2019年)4月、両社は和解を発表。それぞれの動画サービスを、互いの機器に提供することを明らかにした。

関連記事(外部サイト)