AIの原理から考える入試の平等性 記述入試のスケーリング問題を解説する

AIの原理から考える入試の平等性 記述入試のスケーリング問題を解説する

近い将来、入学試験の採点にAIが導入されることは間違いない

 入試制度に関する議論が過熱しています。私はこの問題、いまの政権で議論したり、いじったりすることで、国の根幹を壊してしまうのではないかと危惧しています。

 個人の意見を率直に記すと、例えばいまの閣僚の履歴をチェックみてください。

 3世4世議員で、エレベータースクールの私学で小学校から大学学卒まで、受験らしい受験を経験したことのない人がちらほらと見えます。

 誓って言いますが、そういう個人の見解で公的な入試を左右しては、日本の将来が危ぶまれます。

 公とは何であるか、官費で運営される高等教育機関の入学資格試験とはいかなるものであるか、よく現実に即して考える必要があります。

 素人判断で制度を変更することは、特に日本の場合、教育の全面崩壊に直結すると思います。大学院入試などで個人的にも常々痛感するのと同様の仕儀に、国全体が陥る危険性を憂慮します。

 ちなみに、この連載でほぼ一切触れない一点として、私は、東京大学全体の中でもおそらく最左翼か最右翼か知りませんが、最もうるさい「撃墜王」「鬼教官」として20余年、公務に携わってきた経緯があります。

 入試業務については、中身には触れられませんが、物性研教授の押川正毅君が一般論として言及しているのを目にしました。

 その程度のメカニズムは公正性の担保として確認する価値があると思いましたので、やはりあくまで一般論として、以下「入試とはどのように作られ実施されるべきものか」を検討してみましょう。

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