クルマと家が一体化、H2Vは地に足のついた開発を 「家」が電気とデータの集積地に

クルマと家が一体化、H2Vは地に足のついた開発を 「家」が電気とデータの集積地に

アマゾン Alexaのシステム概要図。2016年1月の米ラスベガスCESのフォード社ブースにて筆者撮影

 クルマと家との間で電気や情報を双方向でやり取りすることを「V2H」(ヴィークル・トゥ・ホーム)と呼ぶ(狭義では「クルマが発電して蓄えた電気を家に送る」ことを指すが、ここでは情報のやり取りも含めたもっと大きなシステムを指す言葉として使う)。

 V2Hは、2000年代初めから中頃にかけて、再生可能エネルギーを活用した新しい電力網「スマートグリッド」構想が華やかだった頃によく聞かれた言葉だ。だがその後、日本では、東日本大震災の影響や、電気自動車(EV)のブームが去ったことで、最近はあまり耳にすることがなくなった。

フォード車がアマゾン「Alexa」を搭載

 そうした中、アメリカでは「新たなるV2H」が目立つようになってきた。これまでのV2Hとの大きな違いは、「家」がデータ集積の拠点になるという点である。

 その代表的な事例が、フォード・モーターとアマゾン・ドット・コムの提携だ。フォードは、アマゾンの「Alexa」(アレクサ:AIを使うアマゾンの音声アシスタントサービス)を搭載したクルマを年内に量産化する計画だという。

 フォードとアマゾンは、今年1月にラスベガスで開催された世界最大級の消費者向け電機製品の見本市「CES2016」でその技術の概要を公開した。

 現地でのフォード担当者の話によると、フォード車の中にアマゾンの音声認識機器である「Amazon Echo」(アマゾン・エコー)を設置する。乗員はAmazon Echoを介して音声で家の中の電機製品の電源のオン・オフや、音量、光量などの調整、そしてメールやSNSとの連携などを行うことができるという。

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