コロナウイルス感染拡大、iPhoneの出荷にどう響くか 操業再開の遅延、隔離措置、移動制限がもたらす影響

コロナウイルス感染拡大、iPhoneの出荷にどう響くか 操業再開の遅延、隔離措置、移動制限がもたらす影響

アップルストアのドアに貼られた、一時閉鎖のお知らせ。写真は中国北京。(写真:AP/アフロ)

 米CNBCによると、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の影響で、米アップルのスマートフォン「iPhone」の出荷が滞ると著名アナリストが指摘している。

 これは、アップル製品の市場動向やサプライチェーン情報に詳しい中国TFインターナショナル証券のミンチー・クオ氏が2月2日に出したレポートで予測したものだ。2020年1〜3月期の出荷台数は、従来予測を10%下回る3600万〜4000万台になると同氏はみているという。

iPhone製造の鴻海、フル稼働2月下旬を見込む

 しかし、その後の報道によると、影響はより大きく、長期に及ぶ様相を呈している。例えばロイター通信によると、iPhoneの組み立てを請け負う、台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)は、まもなく中国工場の操業再開を予定しているものの、フル稼働状態となるのは1〜2週間後の2月下旬と考えているという。

 同国では、春節(旧正月)に合わせた連休が延長され、多くの都市で、2月9日まで工場の操業再開を禁止した。ホンハイは敷地面積140万平方メートル(東京ドーム約30個分)の施設を河南省の省都、鄭州市に持つが、ここでも同様の通達が出された。同社はこれに従い2月10日に操業を再開する予定だ。

最大2週間の隔離措置

 しかし、英フィナンシャル・タイムズによると、鄭州市政府は2月4日に自主的な在宅隔離の通達を出した。これにより、河南省の他の都市から戻ってきた従業員は7日間、自宅にいなければならない。河南省以外の、より感染が拡大している地域から戻ってきた人は14日間、自身を隔離しなければならないという。

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