「山月記」に学べ、ドラッグで終わる芸術家生命 芸能人薬物汚染に引くべきけじめの一線

 人気テクノユニットに属する芸能人のドラッグ事件が社会を騒がせています。

 あえて実名などは挙げませんが、大河ドラマなどにも器用され「国民的タレント」の扱いであった芸能人がコカイン常用で逮捕され、20代から大麻、コカインを常用していたと供述している、などと伝えられています。

 国際的に見て「テクノ系」のイベントでは、コカインに限らずドラッグが頻用される明らかな傾向があり、若い頃から内外でその種のイベントに参加していた芸能人が覚えたのであろう、といった論評も目にしました。

 さらに、元都知事の舛添要一さんがSNSならびにJBpress上で、「道徳国家に芸術は開花せず(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55812)」との意向を投稿しておられるのも目にしました。

 これらについて、一芸術家の観点、また大学で将来芸術家として社会に出るべき若い人たちを長年指導してきた一個人として、是は是、非は非、すべて透明にしたうえで。検討してみたいと思います。

慶応義塾で「学生レイヴ」顧問をしたときの話

 すでに20年前になりますが、私が初めて大学の教壇に呼ばれたのは慶応義塾の一般教養(日吉キャンパス)で音楽を担当させられた折のことでした。

 これは後年の東京芸術大学など、芸術家を育てる場での指導ではありませんが、テクノに直接かかわるケースですので、そこから話を始めましょう。

 クラシック音楽で生計を立て、直前まで地上波テレビ番組「題名のない音楽会」の監督をしていた私でしたが、日吉のクラスは「音楽への今日的アプローチ」と銘打って、「およそ耳に聞こえるものなら何を持ってきてもよい」と、学生発表とそれを巡るディスカッション、補講でカリキュラムを考えました。

 Jポップ、ザ・ビートルズなど、時代時期も国もおよそばらばらな、学生の好きなあらゆる対象を俎上にあげ、聴覚の脳認知とソルフェージュの2つの刃物で生け作りにしていく内容で、200人程度の履修があり、それなりに人気のある授業だったように思います。

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