退職時の引き止め、悪質なケースも 「退職届を受け取らない」「退職時期を度々延長」「後任を自ら採用するよう求められる」

退職時の引き止めに悪質なものも 「恫喝」「手続きを進めない」「時期を度々延長」

記事まとめ

  • エン・ジャパンは「退職時の引きとめ」に関する調査結果を発表した
  • 悪質な引きとめに遭遇したことがあると回答した転職コンサルタントは4割
  • 「退職届を受け取らないなど手続きを進めない」(67%)が最も多い

退職時の引き止め、悪質なケースも 「退職届を受け取らない」「退職時期を度々延長」「後任を自ら採用するよう求められる」

退職時の引き止め、悪質なケースも 「退職届を受け取らない」「退職時期を度々延長」「後任を自ら採用するよう求められる」

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エン・ジャパンは11月28日、「退職時の引きとめ」に関する調査結果を発表した。調査は今年11月に実施。同社運営の「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント139人から回答を得た。

「退職時、どのくらいのミドルが引きとめにあうか」を聞くと、最も多かったのは「5割以上」(45%)、次いで、「3割以上」(27%)、「1割以上」(17%)と続く。「1割未満」は11%に留まった。

引きとめ理由は「後任が不在」「進捗中のプロジェクトに関わっている」

「引きとめにあう確率が高いのは、どのような場合か」を聞くと、1位は「後任が不在の場合」(58%)、2位は「進捗中のプロジェクトに関わっている人物の場合」(49%)、3位は「役職者の場合」(34%)という結果だった。

引きとめの手段については、「後任が見つかるまでなど、時期の引き延ばし」(59%)が最多で、以降「年収アップが提示される」(55%)、「経営層や上司などからの期待や説得」(45%)だった。

「引きとめられて、どのくらいのミドルが転職を思いとどまるか」については、「3割未満」と答えたコンサルタントが8割を超えた。引き止められて退職の意向を翻す人は多くないようだ。

「悪質な引きとめ(ハラスメント)に遭遇したことはあるか」を聞くと、「ある」と回答したコンサルタントが4割だった。

悪質な引きとめの事例として、「退職届を受け取らないなど手続きを進めない」(67%)が最も多く、次いで、「退職時期を度々延長させられる」(61%)、「上司や上位役職者による恫喝」(45%)という結果だった。「後任を退職者自らで採用するよう求められる」も20%、「転職先企業に連絡される」も6%いた。

悪質な引きとめに対する対処法として、転職コンサルタントからは

「人事に直接、退職届を持参する」
「どんなことを言われても、『次の企業が決まっており、サインを済ませているので応じられない』ときっぱりと伝える」
「労働局への相談なども辞さない姿勢を見せる」
「弁護士や社労士へ相談し、見解を人事部に書面で伝える」
「実例として、退職届を破棄され、内容証明を取った簡易書留で、再度退職届を郵送するも、受け取り拒否をされた方がいました。その後、労働監督署に相談し、やっと退職を承諾されました。悪質な場合は、速やかに公的機関に相談するべき」

といったアドバイスが寄せられた。

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