社外の人の前で身内を「さん付け」はなぜダメ?「相対的に相手を下げるから」に納得できない人達

社外の人の前で身内を「さん付け」はなぜダメ?「相対的に相手を下げるから」に納得できない人達

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僕はかつて、取引先の人との電話で「〇〇さんは席を外しています」と自社社員に「さん」を付け、通話後に先輩から怒られたことがある。社外に対しては、自社の社員にさん付けしないのがマナーだと言われる。しかし実のところ、自社社員を呼び捨てにしながらもなぜそうするのか納得していない人も多いのではないだろうか。

はてな匿名ダイアリーでは2月12日、「なんで社内の人を『さん付け』して呼んじゃダメなの?」というエントリーが寄せられた。投稿者は、上司を呼び捨てにするのは気が引けるし、後輩から呼び捨てされるのもイラッとするという。さん付けがだめな理由がさっぱり分からず、「特に誰も嫌な思いしないでしょ。なんで?納得する理由が欲しい」と綴っていた。(文:石川祐介)

「世間がそうしてるからやってるけど腑に落ちてはない」「言い換えるの面倒くさい」

「関係性の問題なんだから目の前の社外の相手より身内を尊敬したらいかんのよ 」
「社内の人は身内だからじゃなくて自分自身だからだよ。会社の総意として社外の人と会話するんだから自分は会社そのもの」
「敬語の基本は、相手を上げる(尊敬語)だけじゃなくって、自分・身内を下げることで相対的に相手を上げる(謙譲語)のよ。だから身内を上げちゃうと、相対的に相手を下げてるのと同じになるからダメ、という話」

「さん付け」をしない理由として様々な意見が集まった。「身内だから」という鉄板の理由のほか、自分は会社の一部だからという見方もあった。

一方で、「わかる!ってか、シチュエーションに応じて言い換えるのが面倒くさい」と、「さん付け」の使い分けに煩わしさを感じている人も多い。

「世間がそうしてるからやってるけど腑に落ちてはないマナーのひとつだな。どっちでもいいよ」
「確かに変な慣習だよね。社員は家族〜みたいなノリなんだろうか。距離感おかしくね?とは思う。同じ会社の社員だって他人同士でしょうに」

と、やはり納得していない人も複数見られた。

コメントには、「自分はさん付けしてる。今どきの感覚としては不自然ではないと思う」と、既にさん付けをしている人、社外の人との会話でも「最近は付き合いのある人との打ち合わせだと構わずさん付けしてる」という声もあった。

「理由を考えるのは時間の無駄。どうやったら変えられるか考えた方がいい」

投稿者は13日と14日に追記し、

「社内が『呼び捨て文化』であれば、外に出ても『呼び捨て』はOKだろうけれど、社内で『さん付け文化』なのに、外に出たら『呼び捨て』って違うんじゃない?」
「『どっちかに統一しろよ』って話かな。普段から呼び捨てに統一すんのか、それとも『さん付け』で統一すんのか」

と補足している。しかし、「なぜさん付けがだめなのか」という問いに満足な答えが得られなかったためか、「身内だからって言う人は、会社の為ならお金貸しちゃうの?身内だからって骨髄提供もするし、サービス残業だってするの?」と、やや飛躍した内容も見られた。投稿者の気持ちを考えると、コメントで有益なのは

「なぜかを考えるのは時間の無駄なので、どうやったら変えられるかを考えた方がいい」

という、視点を変えるよう促すアドバイスだけだったかもしれない。

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