「大企業で働く人に歪んだ気持ちを持った」30代婚活女性の投稿が物議「神輿に乗っていい気になってる感じが鼻につく」

「大企業で働く人に歪んだ気持ちを持った」30代婚活女性の投稿が物議「神輿に乗っていい気になってる感じが鼻につく」

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国税庁が公表している「株式会社」に勤める「男性の平均給与」を企業規模別にみると、「資本金10億円以上」では732万円。「資本金2000万円未満」では517万円で、「個人企業」では356万円だった。大企業ほど年収が高いという当たり前の事実だが、格差の現実にめまいがする。

しかし高収入を得ている会社員は、皆楽をして報酬を得ている訳ではない。それ相応の努力や才能を活かした結果でもある。

はてな匿名ダイアリーに2月16日、「大企業で働いてる男性に歪んだ気持ちを持ってしまった」とのエントリーがあり注目を集めた。自称「婚活している三十路女」という投稿者は、たまたま知り合った男性が大企業に勤務していると知った後の、複雑な心境を綴っていた。(文:okei)

「お金を稼ぐって、働くって、もっと泥臭いことだと思ってたし、それが私の信じてた世界」

最初は勤務先を知らずに何度か会っていたというが、あるとき勤務先を知らされ、高卒の投稿者は驚き興奮したそうだ。ところが、次第に冷静になると「ひねくれた考え方を持つようになった」という。

投稿者の父は中小企業の社長で、女性は父が苦労する様子を子どもの頃から見て育った。しかし大企業の男性は余裕があり、「金で判断する女とだけは付き合いたくない」という話をしてくる。彼女の気持ちは冷め、「この人とは絶対つき合いたくない」との心境に至ってしまった。女性は男性を振ってしまったそうだ。女性は、

「大企業という神輿(みこし)に乗っていい気になってる感じなのが鼻についたんだと思う。お金を稼ぐって、働くって、もっと泥臭いことだと思ってたし、それが私の信じてた世界だったから。この男を認めたら、私の信じていた世界が崩れてしまう」

と信条を綴る。ただ、基本的に優しくて話も面白い、好意を寄せてくれた男性なのだから「ごちゃごちゃ考えずに付き合ってしまえば幸せだったかもしれない」とも振り返り、複雑な胸の内を漏らしていた。逃がした魚は大きい、と思い返す日が来るかもしれないことは、本人も薄々感じているのだろう。

自分は泥臭く働いたことないんじゃない?と労働観への苦言多数

ブックマークは500ほどつき、様々なコメントが付いた。「どちらにも悪意はないのに噛み合わないのは、平たくいうと価値観の問題」など、付き合わなくて正解という声が多数ある一方で、勤務先を聞いて気持ちが冷めたのだから男性よりもこの女性に問題があり、「結局金目当てと同じ」という意地悪な見方もある。

他方、特に目立ったのは投稿者の「泥臭く稼ぐ」という労働観に対する苦言だ。

「大企業で働いていても、仕事は大変だろうし泥臭く働いてると思うよ。好きな人の前では余裕のある男に見せたいんだよ。男ってカッコつける生き物だから」
「『お金を稼ぐことは泥臭いことでなければいけない』っていう固定観念は、労働生産性の低下につながる気がするよね 」

「泥臭く稼ぐ」が「幸せになる考え方とは思えない」という指摘も多かった。「自分は泥臭く働いたことないんじゃない」と、投稿者をある意味で「お嬢様」とみなす人も。男性の態度は鼻につくものだったかもしれないが、その態度は、それまで「金目当」と思われる女性に付きまとわれる経験から生まれた自衛だったかもしれない。

ジェーン・オースティンの小説『自負と偏見』は、そこそこの家柄の娘が、上流階級の青年を「金持ちだと思って高慢でいけすかないやつ」と決めつけて拒絶するというラブコメの古典的名作だ。この二人、結局すったもんだの末結ばれるのだが、娘は青年に対して偏見があったと気が付き、青年は家柄による自負で高慢な態度を取っていたことを反省し誠実に歩み寄るという、成長物語の側面もある。投稿者はもう縁を切ってしまったので、彼の人柄を深く知る機会はもう無さそうだ。

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