「趣味は仕事にすべきでない」は正しいのか? 大好きな趣味でわざわざ金勘定したくない、という人も多そう

「趣味は仕事にすべきでない」は正しいのか? 大好きな趣味でわざわざ金勘定したくない、という人も多そう

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世の中には色んな仕事があるが、「そんなに楽しくない」と思いながら日々働いている人も多いだろう。たとえ社会的に意義がある仕事であっても、面白いかどうかはまた別の問題だったりする。だからと言って腐るわけではなく、あくまでも食うために仕事をしているという人は結構いるんじゃないだろうか。

さて、しばしば好きなことや趣味を仕事にすべきか、そうでないかで意見が割れることがある。曰く「好きなことで飯が食えたら最高じゃん」という意見。曰く「好きなことでお金を稼ぐようになると、それはもう純粋に好きとは言えなくなる」という意見。どちらも分からないものではない。(文:松本ミゾレ)

「筋トレ趣味でそれが仕事になってるよ」

先日2ちゃんねるに「趣味を仕事にするとつまらないという人いるけどさ」というスレッドが立っていた。スレ主は「好きなことが仕事になってる自分からすると意味がわからないんだが」と主張している。好きなことを仕事にしてもOK派というわけだ。

このメリットについても具体的に書き込んでいるので、いくつか紹介したい。

「雑務作業の効率化など含めてそういう戦略面がどんどん改善されてくのめちゃくちゃ楽しくないか?」
「筋トレ趣味でそれが仕事になってるよ」
「自分はパーソナルトレーナーだから、大きくみると技術を売る仕事。今は箱借りて売ってるけど、初めの頃は訪問でしかやってないよ」

おそらく、彼はどこかしらのジムで働いているんだろう。ちなみに、この仕事に就いてからはまだ日が浅いようで、「トレーニング関係は最近仕事化できた」とも書き込んでいる。

さしずめ気分的には、新しい仕事に出会って、しかも趣味の筋トレの知識を活かせる舞台にワクワクしている、といった塩梅だろうか。大変に良いことだと思う。

しかし汎用性に欠ける意見ではあるよね。なんだかんだ言って、仕事にしようのない趣味や好きなことも多い。スレ主もこの点は把握していて、「そもそも仕事にすらならない趣味を仕事にしようとしたら、相当辛いと思うけどね」と追記している。

つまるところ、好きなことを仕事にしたらつまらないはずがない! という話ではなく、趣味によっては仕事にノウハウを転用できて楽しい場合もある、ということなんだろう。

どこまでも自分のしたいことをするのが趣味というもののような気も

たとえば僕の場合、趣味は怪獣人形を作ることぐらいしかない。自己完結型で、外向きではない趣味なため、全く仕事に活かす術がない。

「いや、原型師になればいいじゃないか」という声もあるかもしれないが、あくまで下手の横好きだし、趣味で怪獣作ってるだけなので、作りたくないものは作れない。だから趣味を仕事にはできないタイプの人間ということになる。

で、同じような人って大勢いると思うんだよね。潰しが効かない趣味ばっかり手元にあって、どうしようもないって人。そういう人にしてみれば、「趣味を仕事に」なんて明らかにおかしな話になるわけだ。

スレ主みたいな、筋トレが趣味って人なら、そりゃあ仕事に活かそうと思えば活かせるけど、ほとんどの趣味人はそうはいかないのが現実。そしてここからが僕の個人的な意見なんだけど、世間の趣味人は、別に自分の趣味を営利に活かそうと考えてないと思うんだよね。

趣味の時間は、どこまでも自分のしたいことをしているだけの時間。僕がそういう人間というだけかもしれないけど、やっぱり趣味で金勘定をしたくないというか。そこに労働の香りをプラスしたくないというか。

大体趣味って、自分以外の誰にも理解されなくても、当人が満足してストレス発散の一助になればそれだけで素晴らしいものなのだ。趣味を仕事にすることが楽しいという意見は間違いなく的を得ている部分もあるが、趣味は、くだらないから面白いのだと考えている趣味人も多い。

それに、スレ主は趣味を仕事にできるようになって日が浅いようだけど、新しい環境に自分のノウハウが活かせるとなればその時点では楽しいもの。問題は数年後である。是非このスレ主には、3年後ぐらいに続報をお願いしたい。

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