QS世界大学ランキング、日本は研究パフォーマンスで上位100位に入らず 「日本の大学は国からの資金的恩恵・投資を受けていない」 

QS世界大学ランキング、日本は研究パフォーマンスで上位100位に入らず 「日本の大学は国からの資金的恩恵・投資を受けていない」 

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英QS Quacquarelli Symonds社は6月19日、第16回「QS世界大学ランキング」のレポートを公開した。同ランキングは世界の大学上位1000位までを網羅したもので、研究者の回答に基づく学術評判や、優秀な卒業生を輩出できているか、教員1人あたりの論文被引用数など6つの指標をベースにしている。

1位は8年連続マサチューセッツ工科大学(米国)。2位以降、スタンフォード大学(米国)、ハーバード大学(米国)、オックスフォード大学(英国)、カリフォリニア工科大学(米国)、ETHチューリッヒ(スイス)、ケンブリッジ大学(英国)と続く。

日本の大学は41校がランクイン。しかし、うち24校が順位を落とした。また、日本の大学が研究パフォーマンスにおける上位100位以内に入らなかったのは初めてとなった。

「日本の高等教育セクターは10年間にわたる研究資金調達の停滞の影響を受けている」

日本の大学は、22位・東京大学(昨年23位)、33位・京都大学(35位)、58位・東京工業大学(58位)、71位・大阪大学(67位)、82位・東北大学(77位)、115位・名古屋大学(111位)、132位・北海道大学(128位)、九州大学(126位)、196位・早稲田大学(208位)、200位・慶應義塾大学(198位)が上位に入った。

東京大学は4年連続で順位をあげており。2015年(31位)から9ランクアップしている。同社調査の学術評判の指標で100点満点を獲得した世界8校のうちのひとつで、アジアでは唯一だ。京都大学も4年連続で順位が向上している。

ただ、ランクインした日本の大学41校中31校が、優秀な卒業生を輩出しているか、という指標で遅れをとっている。

また32校が留学生比率のランクを落とし、34校で外国人教員比率のスコアを落としている。同社調査部門長Ben Sowter氏は、日本はこの10年でより多くの留学生を招き、日本に相当な経済的メリットをもたらし、世界から見た日本の立ち位置を高めたというが、

「競合する多くの国が、高等教育セクターの国際化の速度において日本より優っている状況です。研究のための資金調達にも同様の原理が働いています。日本の高等教育セクターは今も10年間にわたる研究資金調達の停滞の影響を受けています」

と分析。日本の大学は他国に比べ、国から集中な奨励プログラムによって資金的恩恵・投資を受けておらず、「日本が研究大学の上位100位までにランクインしなかったことは想定内」とコメントしている。

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