産業医が考えるリモートワークのメリット1位「対人ストレスの軽減」 デメリットは「人間関係の希薄化」

産業医が考えるリモートワークのメリット1位「対人ストレスの軽減」 デメリットは「人間関係の希薄化」

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産業保健支援サービス「first call」を提供するMediplatは7月24日、「リモートワーク」の調査結果を発表した。調査は今年6月にインターネットで実施し、MedPeerに会員登録をする医師の内、産業医資格があり現在産業医として事業所で従事している500人から回答を得た。

「リモートワークを活用するメリットとデメリットは、産業医の視点でどちらが大きいと思うか」を聞くと、「どちらかというとメリットが大きい」(67%)と「メリットが大きい」(12%)の合計が79%となった。

メリットは「対人関係が原因のメンタル不調によい」「通勤ストレスの軽減」など

リモートワークを活用するメリットを聞くと、1位は「対人ストレスが軽減される」(334件)、2位「自分のペースで仕事ができる」(280件)、3位「通勤ストレスが軽減される」(229件)という結果だった。

4位以降、「自分の好きな場所で仕事ができる」(93件)、「家庭・プライベートとの両立がしやすい」(89件)、「業務効率、生産性が向上する」(54件)、「休職者が復職しやすくなる」(39件)と続く。

具体的には、「対人関係が原因のメンタル不調にはよい」「復職出来ないリスクを軽減している。復職に向けた日常生活支援に有効なプログラムと思われます」といった意見や、

「大企業では通勤片道2時間という人が多い」
「子供や介護問題など、プライベートが多忙で通常勤務が難しい方は、リモートワークは本人と職場にとってWin-Winになると思っています」
「働き方のオプションが増えるのはよい」

といった、通勤に時間を取らず心身にかかる負荷が減ることを期待する声や、仕事の合間に家事や育児などもできて、柔軟性のある働き方ができるとの声も挙がった。また、

「人としゃべることはストレス発散になるひともあれば、却ってストレスという人もいて、一概にいうのは難しい」

と孤独感に耐えられない人もいるのではないかというコメントも寄せられた。

一方、「顔を見ないと疑心暗鬼になる」「自己管理ができないとだらける」の声も

リモートワークを活用するデメリットを聞くと、1位「コミュニケーションが不足する」(235件)、2位「人間関係が希薄化する」(209件)、3位「コミュニケーションエラーが起きやすい」(153件)がランクイン。

次いで、「勤務時間が把握しにくい」(139件)、「生活のリズムが崩れる」、(94件)「メンタル不調に気づきにくい」(81件)、「サボりやすくなる」(75件)、「長時間労働になりやすい」(61件)、「成果主義になる」(49件)という結果となった。コメントでは、

「顔を見ないと疑心暗鬼になる」
「時間管理をパソコンで客観的にできればいいが、自分で自己管理がしっかりできないとだらけるし、効率も悪くなる」

といった遠隔で監視もされていない環境のもとでつい気が緩んでしまうことへの懸念や、「適応できる職種はわずかで、フォローもしにくいのが致命的な難点です」と、限られた仕事でないとできないというデメリット、

「無理をして過労にならないようフォローしていく必要がある」

というように、会社の預かり知らないところで過重労働に陥ってしまうケースを心配する声も寄せられた。

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