就活を前にした女子大生が会社選びで気をつけるべき5つのこと 女性が前向きにキャリアを築いていくために

就活を前にした女子大生が会社選びで気をつけるべき5つのこと 女性が前向きにキャリアを築いていくために

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昔に比べたら改善されてはいるものの、女性が結婚、出産、育児をしながらキャリアを築くのは今も大変です。そこで、就職活動をする女性に、大手企業、社内ベンチャー、専業主婦、個人事業主、起業まで色々と経験した現在の私(社会人17年)か"会社選び"という観点でお伝えできることがあるとしたら、というテーマでまとめてみました。

羨ましいのは氷河期まっさかりの我々と違って、労働力人口の減少もあって個人が企業を選べる売り手市場であること。仕事観を形成するうえで「1社目で仕事が楽しいと思えるか」は本当に大切です。選ばれると同時にしっかり会社を選ぶ側でもあるという目線で企業をみてみてください。(文:時短ママ戦略活用アドバイザー谷平優美)

■将来「専業主婦やゆるキャリ限定志向」はこの時代に人生リスク

かつての私も。できれば28歳くらいで結婚、30歳くらいまでに出産したいなどの何となくのイメージがあり、親と同じく将来は週数回だけ働いて子育てとうまく両立できたらいいなぁというボンヤリした理想もありました。

ですが、就活中、ある企業の人事担当者にこんなことを言われました。

「バリキャリから働き方を落とすのはいつでもできるけど、逆はできないよね」

それで目の前の仕事に没頭してひとまず経験を積んでおこうと思ったのですが、振り返ると、どちらにも転べるこのリスクヘッジの発想はとても良かったと思っています。今の時代だからこそぜひおすすめしたいです。

人生何があるかわかりません。あのとき、自立できるようにしておけばもっと選択肢があったのに、と思う日ももしかしたら来るかもしれない。そうした時に仕事が全く選べない経験・キャリアよりも、20代は選択肢が増える方に振っておくと後悔がない場合も多いものです。

■男尊女卑、旧態依然とした社風がにじみ出ている会社は要注意

説明会、職場見学、流れる動画紹介などにほとんど女性が出てこないのは、基本的に女性の活用が当たり前に進んでいない、または挑戦しても継続しづらい会社である場合が多いです。電話番やお茶くみなど補助的業務しか任せていない会社も、女性に対する分業意識が強くキャリアは積めないでしょう。

以前の先輩世代はオンナを消してでも男性社会で戦い抜くという形で女性活躍の道を切り拓いてくれましたが、今の20-30代はバランス志向型が多いと思います。ものすごい荒波を覚悟できない方は、あえて男性中心の会社で頑張る、というキャリアは選ばないほうがいいでしょう。

■離職率が高い、女性の勤続年数が短い会社はロールモデルが少ない

ある人にとって天国のような会社がある人にとってはブラック企業になることもありますので、自分にとってどうか、という目線で企業を見る必要があります。

ですが、離職率が高くずっと人が回転している会社や、女性の継続年数が短い会社は要注意です。働き方が過酷、目標へのコミットが高すぎる、スピードが速くてついていけない人が多い、などの可能性もあります。女性に向けた制度を訴えていても、女性の勤続年数が短い企業は、子育てと実質は両立できない文化、居場所がない社風という可能性が高いでしょう。

ロールモデルがなければ自分がなればよい、自分で制度文化を提案するのだ!という意気込みがない限りは避けたほうが無難です。

■管理職との面接、OBOG訪問がないのは実態を見せたくない可能性が高い

これは以前からよく言われていることですが、それなりの規模の会社にもかかわらず、OBOG訪問をさせてもらえない、人事担当のあとすぐ社長面接のみ、などの企業は、実態をあまり知られたくないという場合もあります。あくまで企業を不快にさせず敬意をもってですが、気になることはしっかり質問して確認したり、より深く知る機会を要望してみましょう。

■どんな人と結婚・子育てするかも決まっていないのに心配してもしょうがない

採用担当からは面接時に、「出産後も両立できるか」に関連した質問が女子学生から多いと聞きます。しかし、「どんな仕事/収入・価値観のパートナーと一緒になるかもわからないのに今から心配しすぎても時間の無駄」です。目の前で任される仕事でとにかく結果と信頼を積み重ね、どんなパートナーと一緒になってもしなやかに乗り越えられるよう自分の人生を考えておきましょう。

平均年収がどんどん下がり、今や400万円台の時代。加えて高度成長期の親世代と違って人生100年時代の資産形成が必要になりました。なので専業主婦という選択肢自体が失われつつあります。

好きになってしまった人がすごく家事子育てに当たり前に参加したいという価値観だったらラッキーでしょう。昭和的で女性だけに家事育児を要望するような人だとしたら、理解を得るまで大変かもしれません。相手よりも自分の方が収入が高い、という可能性もあります。実家の助けが得られるのか? その時代に家事代行やベビーシッターのインフラが劇的によくなっているのか? もわかりませんよね。

不確定なことにあれこれ今から悩み過ぎるより、何となくをイメージしながらも今を大事に生きた方がハッピーではないでしょうか?

企業選びの際は、あなたの強み・適性・好きと、企業が求めていることの「接点」を探ることはもちろん、ぜひ上記の観点を参考にしてみてください。あなたに合った企業との出会いがありますように。

【筆者プロフィール】

谷平 優美

時短ママ戦略活用アドバイザー/株式会社ルバート代表取締役。早稲田大学商学部卒業後、総合人材サービス会社で新規事業立上げ・執行役員を経て、 株式会社リクルートエージェント(現リクルートキャリア)入社。WEB企画・マーケティング、法人営業を経て退職。出産前後には専業主婦やフリーランスも経験。サロン講師、就職講座講師やキャリアカウンセリングをしながら、無理ない子育て中の働き方を模索するも待機児童となり認証保育園を利用しながら活動。転職支援・キャリア教育に関わった経験と、出産後に感じた様々な社会への違和感に何か発信をしたいと2012年にママハピを創業。2018年、社名変更後は時短ママのジョブシェア体制で事業運営。J-WAVEやフジテレビライブニュースα、東洋経済、NewsPicksなどメディア実績多数。2児の母。

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