政府の就職氷河期向け支援サイト「ゆきどけ荘」に反発相次ぐ 「今さら溶けるのか」という声も

政府の就職氷河期向け支援サイト「ゆきどけ荘」に反発相次ぐ 「今さら溶けるのか」という声も

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政府が7月28日に開設した就職氷河期世代向けの支援サイト「ゆきどけ荘」がネット上で物議を醸している。同サイトでは、資格取得の相談や相談窓口の窓口などのページを案内。3人の架空人物のストーリーを用いて、安定就労に向けた職業訓練や就職支援などのステップを示している。

ところが、同サイトの名称「ゆきどけ荘」は不評のようだ。就職"氷河期"を解決する意味の"ゆきどけ"(雪解け)から来ているとみられるが、ネット上では「ゆきどけ荘って煽ってるのかな」「イライラして吐き気が止まりません」などと不快感を口にする人が相次いでいる。

非正規の34歳女性、派遣切りされた40歳男性のキャラクターが登場

「ゆきどけ荘」をめぐるネット上の批判は、いくつかのパターンに分かれる。だが、就職氷河期世代の思いを最も代弁しているのは、ツイッターの「好きで"氷河期世代"とか呼ばれてる訳じゃない」という声だろう。

このほかにも「国特有の手を貸してやるよ感のある上から目線がスゴいわ」「絶妙にイラッとさせるよね。ゆきどけ荘っていうネーミングも、このイメージイラストも」などと多くの人が同様の感想を抱いていた。

また、支援の拙速さを指摘する人もいる。「就職氷河期世代の支援がゆきどけ荘とは。永久凍土で今更溶けるのか」などと現在は30代半ばから40代後半を迎えている同世代の中には「"ゆきどけ"が遅すぎる」と感じている人も多かった。

ポータルサイトの作り自体に関する批判もある。サイト上部には、非正規雇用を転々としている34歳女性、派遣切りに遭った無職の40代男性、ひきこもりの44歳息子と同居する70代夫婦という、ゆきどけ荘の「住人」キャラクターの紹介がある。一方で、具体的な支援策は階層を潜らないと出てこない。そうした点についても「冗長な作り」だという指摘が出ていた。

政府が昨年決定した経済財政運営の指針「骨太方針」では、就職氷河期世代支援プログラムとして3年間で計650億円超の予算を計上。「正規雇用を希望していながら不本意に非正規雇用で働く者」が少なくとも50万人いると見込んだ上で、3年間の取り組みによりこの世代の正規雇用者を30万人増やす目標を掲げていた。

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