深夜に働く人は「コンビニ食」でどうやって健康を維持する? 管理栄養士作成のパンフレットが話題

深夜に働く人は「コンビニ食」でどうやって健康を維持する? 管理栄養士作成のパンフレットが話題

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東京労災病院治療就労両立支援センターが公開しているパンフレット「深夜勤務者のための食生活ブック―健康をめざすコンビニ食の選び方―」がネット上で話題になっている。

パンフレットは、タクシー運転手や看護師、工場などで深夜のシフト勤務をする人らに向けて2017年頃に公開した。フルカラー、全22ページにわたり「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」などの9カテゴリーに分け、それぞれの症状が気になる人に向けたコンビニ食を提案している。

勤務中の深夜には「ざるそば」と「ゆで卵」を提案

パンフレットの制作にあたり、事前にタクシー会社勤務の社員ら700人にアンケート調査を実施。結果からは、一日の食事回数が平均2.4回、一日の野菜の摂取回数が平均1.3回、深夜にコンビニを利用する割合が71.9%といった、食生活における課題が多数浮かび上がった。

パンフレット制作を担当した管理栄養士の平澤芳恵さんは

「以前から深夜に勤務する方々からの食生活の相談に応じる機会が多く、課題に感じていました。パンフレット公開後は企業からの講演依頼などがあり、食生活について話をしています」

と明かした。同センターのサイト上では、10年以上前から「管理栄養士が紹介する!コンビニ弁当&サラダ・お惣菜」と題したコーナーを設置してきた。セブンイレブンやローソンなどの大手コンビニで買える商品の組み合わせに加えて、摂取できるカロリーや栄養素などを紹介し、食生活を送る上でのアドバイスを添えている。

パンフレットでは、夜勤・交代勤務者に焦点を当てたコンビニ食の組み合わせを提案。「基本的は、日勤の人と同じような食事リズムを意識しましょう」として、勤務前(夜)には日勤時の朝食をイメージした食事を取ることが良いとされている。

勤務中の深夜は、400キロカロリーを目安に摂取することを勧めており「ざるそば」と「ゆで卵」や「サンドイッチ」と「野菜スープ」の組み合わせを例示。就寝の直前にあたる勤務後は、油分の多い食事を避けるために「グラタン」「煮物」「シチュー」など消化の良いものを選ぶといいようだ。

風邪の症状が気になる人には「かぼちゃのサラダ」

さらに、健康面の悩みに応じたカテゴリーごとにもコンビニ商品の組み合わせも紹介。例えば、脂質異常症が気になる人に向けたページでは「納豆巻き」と「海藻サラダ」の組み合わせを提案しており、合計エネルギー、塩分についてもそれぞれ470キロカロリー、3.3グラムなどと併記している。

このほか、風邪が気になる人に向けては「かぼちゃのサラダ」「ほうれん草と卵の炒め物」といった緑黄色野菜が入ったものを提案。お酒の飲みすぎが気になる人に向けては「ネギ塩チキン」と「カット野菜」を組み合わせたアレンジレシピなども紹介している。

平澤さんは「やや古いイメージかもしれませんが、昔の運転手と言えば、深夜にラーメンくらいしか食べられるものがなく、不健康な印象がありました」とパンフレット制作のきっかけを語る。読者に向けては

「今では深夜営業しているファミレスなどもありますが、身近なコンビニを使って、バランスの良い食生活を送る意識を高めてもらい、さまざまな病気を予防していただきたいです」

とコンビニでも健康を意識した食生活を送れることを伝えている。

はてなブックマークでは大きな注目を集めており、コメントには「コンビニ食ばかりじゃない方がいいんだろうけど、そうもいかない人にとっては助かる情報」「こういうのが届けたい層に届くといいなと」といった声が寄せられている。

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