世帯年収1500万円のリアル「服は家族全員ユニクロかメルカリ」「贅沢はできません」

世帯年収1500万円のリアル「服は家族全員ユニクロかメルカリ」「贅沢はできません」

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世帯年収1500万円以上の世帯は日本では上位3.3%に入る。それだけあれば、ある程度余裕がある生活も送れそうだが、実際のところどうなのか。今回はキャリコネニュース読者から寄せられた声を紹介。ファイナンシャルプランナーの篠田尚子さん(楽天証券経済研究所)が解説する。

「将来を考えると贅沢はできないので基本は節約です」

都内に住む30代前半の既婚男性は、IT系企業の正社員として働いており世帯年収1500万円。

「世にありふれているものは気兼ねなく買えますが、将来を考えると贅沢はできないので基本は節約です」

と日頃の生活感を明かす。

「スーパーは近隣で最も安い場所を使い、雑貨などは還元率の高いECサイトを利用。服は家族全員ユニクロかメルカリで済ませます」
「子どもが小さいので車はあれば便利ですが、維持費が高いので持ちません」

このように支出を抑えた暮らしを心がけているが、

「絶対に欲しいものや健康に関わるもの、家具など長く使うものは高くても購入します」

とこだわりも見せた。

キャリコネニュースにはほかにも、世帯年収1500万円の読者から「子ども3人なので特に贅沢はできません。生活用品とかを買うのは躊躇しないでいいぐらいのレベルです」(埼玉県/40代前半男性/メーカー系/正社員)という声が寄せられていた。

やはり世帯年収1500万円あっても支出にメリハリをつけることが大事なようだ。都内で子育て中ということであればなおさらだろう。楽天証券経済研究所・篠田尚子さんは次のように解説する。

・コロナ禍でのユニクロ、メルカリ活用はむしろ普通

生活の基本は「衣食住」と言われますが、どの要素にも共通しているのは、家族構成によって支出額が大きく変わるということ。とりわけ「衣」は、育ち盛りの子どもを抱える家庭の場合、すぐにサイズが合わなくなる、おめかしして外出する機会が少ないなど、「食」と比べて優先順位が低くなりがち。年収の大小に関係なく、ユニクロやメルカリで上手にやりくりをされているご家庭は多いですし、コロナ禍の昨今はむしろ普通なのではないかと思います。

もちろん、夫婦そろっておしゃれが好きというご家庭もあるでしょう。ただ、こうしたご家庭の場合、もはや服は生活の基本要素を飛び越えて趣味の領域に入りますから、レジャー費やその他の趣味の費用とのバランスを考慮した方がよいでしょう。

・「自家用車がほしい」と思ったらレンタカーなどを利用してみて

年収が高くても車を持たない、という選択も十分「あり」です。都内の場合は特に、自家用車の維持費に占める駐車場代が高いので、車を「足代わり」にする必要がない限り、所有しなくてもよいでしょう。

駐車場代は、車にとって家賃のようなもの。都内の場合、月平均で4万円程度は見ておく必要があります。その分をご自宅の家賃や、住宅ローンの返済額に上乗せできたらどうなるか、天秤にかけて考えてみてもよいかもしれません。それでも「自家用車が欲しい」と思ったら、試験的にレンタカーやカーシェアリングなどのサービスを利用して、過去3カ月で実際に何時間(何度)車に乗ったか、書き出してみることをおすすめします。これが数時間〜十数時間程度なら、所有しない方がよいでしょう。

・外食やテイクアウトを活用したほうが無駄が少ない場合も

先述した「衣食住」のうち、食費も、節約と贅沢の尺度が各家庭によって異なり、出費額のばらつきが大きい傾向にあります。近年はコストコや業務スーパーなど、問屋並みの安さとロットで食材を調達できる店が話題ですが、わざわざ何時間もかけて店舗に出向いたり、舞い上がって要りもしないものも大量に購入したり(腐らせたり)というのは本末転倒です。

日々の食材は原則として生活圏内で調達するようにし、「時間と手間をお金で買う」ものとして外食やテイクアウトを活用した方が、結果的に無駄が少ないように思います。

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【専門家プロフィール】
篠田 尚子(しのだ しょうこ)
楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト
AFP(日本FP協会認定)

国内の銀行において個人向け資産運用のアドバイス業務に携わった後、2006年ロイター・ジャパン入社。傘下の投信評価機関リッパーにて、世界中の機関投資家へ向けて日本の投資信託市場調査および評価分析レポートの配信業務に従事。同時に、世界各国で開催される資産運用業界の国際カンファレンスで日本の投資信託市場にまつわる講演も数多く行う。2013年にロイターを退職し、楽天証券経済研究所に入所。各種メディアで投資信託についての多くのコメントを手掛けるほか、銘柄選びに役立つ各種コンテンツの企画や、高校生から年金受給層まで、幅広い年齢層を対象とした資産形成セミナーの講師も務めるなど、投資教育にも積極的に取り組んでいる。著書に「本当にお金が増える投資信託は、この10本です。」、「新しい!お金の増やし方の教科書」(ともにSBクリエイティブ)などがある。

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