4人に1人が「本気で自殺を考えた」過去あり 自殺未遂経験者も6.8%、日本どうなってるの?

4人に1人が「本気で自殺を考えた」過去あり 自殺未遂経験者も6.8%、日本どうなってるの?

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日本財団が9月7日に発表した自殺意識に関する大規模調査の結果、成人男女の4人に1人が「過去に本気で自殺をしたいと考えたことがある」と回答したことが明らかになった。9月8日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)でもこの話題が取り上げられていた。(文:みゆくらけん)

松本人志も20〜30代のころに自殺を考えたことがあった

作家の岩井志麻子は「『いっそ死にたい』とか『死んだらラク』というのはしょっちゅう考えるが、『死にたい』と『死のう』にはメチャクチャ隔たりがある。4人に1人というのはどの程度のところなのか』」と発言。

確かに岩井がいうように、「本気で自殺」の本気レベルを回答者がどう捉えたのかが問題だが、数字だけみて「4人に1人」というのは「日本終わってる感」が相当に漂う・・・。「明日テスト。勉強してないヤバい死にたい」などというライトなものではなく、わりと真剣に思い詰めたというものであるなら非常にショックな数字である。

今回の調査では、6.8%の人が「実際に過去に自殺未遂をしたことがある」とも回答している。また、過去1年以内の自殺未遂経験者は53万人にのぼるとの試算結果も―。やっぱりヤバいよ。深刻な悩みがある人だけを集めて調査したのではなく、4万人以上を対象に万遍なく調査した結果でこの数字なのだから。

しかし、これを衝撃的だとしない人物もいる。9月11日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した松本人志は、カミソリを手首に当てたとかはないが、自殺を考えたことは「ある」と発言し、東野幸治らが驚く中「20代、30代もあったかな。1回2回俺あったけどなぁ。もう(死んでも)ええかな、と」と続けていた。

「友達がいてこそリア充」的な今の風潮はおかしい

これに対し、「(自殺を考えたことなど)一切ない」と語気を強めたのはウエンツ瑛士だ。

「もういいかな、なんてどこで思います?まだまだやりたいことがあるし、全部やれると思っている」

ただ、前向きにそう伝えるウエンツだが、意外にも「友達が全然いない」のだという。しかし、そのことで悩んでいる様子はない。「1人の方が気が楽で、旅行も1人で行きますし。仕事以外で1ヶ月人と会わないのもザラ」だとし、「友達がいてこそリア充」的な今の風潮は違うと主張した。

「人と一緒に群れているほうが正しい、みたいなのが若干あるじゃないですか。『友達が多い方が素敵、友達がいないのは寂しい』みたいな。それはちょっと違うというのを伝えたい。1人が変とか寂しいものとか思ってほしくない」

これは、過去1年以内の自殺未遂経験者の53万人と、ひきこもりの数がほぼ同じということを受けたウエンツが、ひきこもりや友達がいない人たちに送ったエールだが、視聴者からは「よう言うた!」などと共感する声が多数上がっていた。

勤務問題、健康問題、家庭問題――自殺を考えた原因

話を自殺に戻すが、調査では「5人に1人が身近な人を自殺で亡くしている」という深刻な結果も判明しているという。衝撃的な数字だが、これが現実。日本はなぜこんなにも「自殺」が身近な国になってしまったのか――。

今回の調査結果で出た自殺を考えた原因は、男性は「勤務問題」「経済生活問題」「健康問題」、女性は「家庭問題」「健康問題」「学校問題」の順で上位となった。健康問題と経済的問題がやはりあがっていたが、家庭や学校など、対人関係が原因になっていると思われるものもある。

男性では勤務問題が1位になっているが、男性の自殺率は失業率とも相関関係がある、という研究もある。先進国の中でも、最も自殺率が高いとされている日本。「私には他人事だ」と言い切れる人は決して少なくないように思う。

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