人工知能で今ある仕事がなくなるのは「良いこと」――ミドル世代の約7割が回答、「人間にしかできない仕事が新たにできる」

人工知能で今ある仕事がなくなるのは「良いこと」――ミドル世代の約7割が回答、「人間にしかできない仕事が新たにできる」

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10〜20年後には日本の労働人口の49%が人工知能やロボットに代替可能になる、と言われている。そんな中、エン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」は9月30日、「今後の仕事への不安(AI)に代替される仕事」についての調査結果を発表した。

35歳以上の転職希望者の68%が「人工知能によって今ある仕事がなくなることは良いことだと思う」と回答している。

「所詮、人間が作り上げた産物なので、人間の仕事が全くなくなるとは考えない」

調査は、「ミドルの転職」利用者で35〜59歳の402人を対象に実施。「人工知能(AI)の発展によって、今ある仕事がなくなる恐れがあることをどう思いますか」という質問に対しては、68%がポジティブ(良いと思う25%、どちらかと言えば良いと思う43%の合計)にとらえている。

回答を年代別に見ると、「良いと思う、どちらかといえば良いと思う」と回答した率が最も高かったのが30代で74%、40代が64%、50代が70%だった。「良いと思う」と回答した人からは次のような意見が寄せられている。

「人工知能は学習能力が蓄積されれば、より確かな判断をすることができるため。しかしながら、所詮、人間が作り上げた産物なので、人間の仕事が全くなくなるとは考えない。より、人間にしかできない高度な仕事が新たに出来てくると思う」(48歳/男性)
「タスクをAIが処理し、創造することや人・AIのマネジメントに時間を割くことができれば、新しい産業が生まれる余地が出てくると考えている。アニメ、漫画の『クールジャパン』と呼ばれるものに代表されるコンテンツビジネスはAIに代替されない」(39歳/女性)

人工知能が人間の代わりに働くことで余裕ができ、そこから新しい仕事や産業が生まれる、と考える人が多いようだ。一方、「悪いと思う」と回答した人からは以下の声が出ていた。

「限られた人しか仕事に就けなくなる。働きたくても条件が合わず就職したくても出来なくなると思います。(48歳/男性)」
「AIを導入することによりその企業の経営は一時的に上向くでしょうが、それにより失業した従業員は、消費者でもあるので結果的には経済の循環が悪化してしまう」(45歳/男性)

やはり、AIが仕事を奪い失業者が増えることを懸念する人が多い。ほかには、「AIはルーティーンな作業は可能でも、突発的な対応等は困難」など、テクノロジーが進化しても現段階ではまだ人間の方が応用力があるため優れている、という声が出ていた。

「事務職」や「金融系」は人工知能に取って変わられると考える人が多数

一方で、「人工知能(AI)に代替されないと思う職種」について質問すると、「営業・マーケティング系」が47%、「経営・経営企画・事業企画系」が45%、「クリエイティブ系」が42%だった。ほかにも、「コンサルタント系(35%)」、「サービス・流通系(26%)」などの職業が続いた。

営業のように人に多く接する仕事や、企画系などアイデアを生み出す仕事は、人間でなければできないと考える人が多いようだ。しかし、「事務・管理系」(9%)、「技術系(電気・電子・半導体)」(10%)、「金融系」(11%)などの職業については、代替可能と考えている人が圧倒的に多かった。

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