年をとって分かったこと 「40過ぎたら毎日どこかが痛い」「季節のものが愛おしい」

年をとって分かったこと 「40過ぎたら毎日どこかが痛い」「季節のものが愛おしい」

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電車の中で、10代後半っぽい男女の会話が耳に入ってきた。男の子が「なんか最近眠っても疲れ取れねえ〜」と言う。すると女の子が「わっかる。なんか翌日にダルさ残るようになった。老けたなぁ」と返した。

若い子がこういう話をしているのを聞くのが、本当にキツくなってきた。僕は今年33歳になる。まだまだ気持ちは若い。しかし腰痛持ちだからコルセットをしていないと仕事もできない。加齢には個人差があるというけど、きっと僕は肉体年齢が高いんだろう。ろくに運動をしていなかったから。

それでも30代前半なので、気持ちだけは若さ爆発で、今回もコラムを書いていきたい。(文:松本ミゾレ)

「爪楊枝でシーシーしているおじさんの気持ちが分かりました」

先日ガールズちゃんねるに「年取ってわかったこと」という、物悲しさが溢れるトピックが登場した。トピックを立てた人物は、アラフォー半ばだということだが、最近では歯茎が痩せたため、歯と歯の間に食べ物が挟まることが増えたそうだ。そのため、歯間ブラシが欠かせなくなったという。まさにこれは老いの一例。

「爪楊枝でシーシーしているおじさんの気持ちが分かりました」という感想も残している。

言われてみれば、僕も歯の間に色々と詰まることが多くなった。歯間ブラシがさくさく歯のスキマに入るようになって久しい。素人目に見ても、歯の根元がどんどん落ち下がっているのも確認できる。

歯だけではなく、変化は口臭にも表れている気がする。寝起きの口が鬼のように臭くなっているような気配がするのだ。

人は変わっていくもの。それもより醜く変貌をするものであるので、加齢による変化はしょうがないことだ。しかしながら、実際にその変遷を辿ってみると、色々と戸惑いもまた多い。

「花を見て、心が癒される。若い時にはなかった感覚」

トピックではこの他にも、老いを実感している人々の意見を広く募っていた。いくつか紹介したい。

「40過ぎたら毎日どこかが痛い」
「体が言うことを聞かない。すぐ息が切れる」
「甘いもの、脂っこいものが胃に重く感じること、全体的に量が食べられなくなること」

さすがに僕はまだ息切れに悩む年齢ではないけど、たしかに痩せにくくはなったし、あれだけ好きだったペヤング大盛りが完食できなくなってきた。他にも白髪もチラホラ出てきたし、なんか知らないけど肩から発砲音みたいなのがすることもある。少しずつ見た目が衰えていき、腹も餓鬼のように出っ張ってきている。これから先を思うと気が重くなる。

だけど、年を取ると体が衰えるだけというのは救いがなさ過ぎる。よくよくコメントを追えば、こういう前向きな声もあったのだ。

「季節のものが愛おしく感じる。今はツバメや紫陽花に見入ってしまう」
「心は枯れないということ。幸せな人を見たらうらやましがったり、嫉妬したり、恋をしたり、年とともに無くなり、悟りの境地に行くかと思っていたら、若いまま」
「採れたての野菜は美味しい」
「花を見て、心が癒される。若い時にはなかった感覚」

ね? なんかこう、良いでしょ? 年を取って知ることは、別に辛いことばかりではないというわけだ。

加齢に伴って、涙もろくなってしまう人は多いけど、きっと情操が若い頃よりも豊かで、素直になっていくんだろう。加齢はたしかに不便をもたらす。だけど、その代わりに少ないながらもささやかなメリットも運んで来てくれる。なくしたものを数えるのもいいけど、たまには得たものを指折り数えるような年齢の重ね方をしていきたい。

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