日本人の睡眠時間、6時間未満が約4割 「休息は十分とれている」と言うけれど……

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現代人の睡眠事情は複雑だ。厚労省が6月27日に発表した国民生活基礎調査で、日本人の睡眠に対する意識が明らかになった。実際は睡眠時間が足りていなくとも、休息は十分とれていると誤解している人が多いらしい。

年代が上がるにつれ6時間未満の人が増える傾向

調査では、震災があった熊本県と入院患者を除いた12歳以上を対象に、過去1か月間の平均睡眠時間を聞いている。

睡眠時間が6時間を下回っている人は全体の36.9%を占めた。年代別に見ると、20代は36.8%、30代は38.6%、40代は46.9%、50代では47.3%だった。年齢が上がるにつれて6時間未満の割合が高くなる。特に働き盛りの睡眠不足が深刻のようだ。

「睡眠による休養を十分とれているか」という設問に対しては、最も多いのが「まあまあとれている」の57.7%だった。「充分とれている」と「まあまあとれている」を合わせると、75.1%が、睡眠で十分な休息を取れていると認識しているようだ。

しかし実際のところ、6時間未満の睡眠時間では十分な休息とは言えなさそうだ。ペンシルバニア大学などの研究によると、6時間睡眠を2週間続けると、集中力や注意力が徹夜明け時と同程度まで低下するという。また、睡眠不足がじわじわ蓄積する場合、本人が脳の機能低下を自覚していないケースもあるとしている。

こうした研究結果を踏まえると、睡眠時間が6時間に満たない人が約4割という結果は、あまり歓迎できるものではないだろう。

休日に「寝だめ」が起きたら睡眠負債がある可能性大

最近では「睡眠負債」という言葉が話題になっている。睡眠時間が極端に短くなくても、少しずつ蓄積された寝不足が心身に大きな影響をもたらすという概念だ。

先日NHKで組まれた特集では、睡眠負債の有無を見極める指標に「寝だめの有無」が挙げられていた。週末など仕事や用事の無い日に、遮光された部屋で、目覚ましをかけずに就寝し、眠気が取れるまで思う存分寝てみるのだという。普段よりも睡眠時間が長ければ負債が溜まっていることになる。

負債を返し、良質な睡眠をとるための方法として、睡眠評価研究機構代表の白川修一郎氏は、10個のポイントを挙げていた。「午前中に日の光を浴びよ」「運動は夕方に。散歩も良し」など、いかにも健康になれそうな項目のほか、「酒は寝る3時間前まで」「風呂は寝る30分前に」など、具体的なものまであった。

今日6月30日は、2017年上半期最後の金曜日。この週末は、下半期に向けて睡眠環境を整えるために使うのも有意義かもしれない。

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