入社3か月、新入社員の8割が「能力・スキル不足」を体感 社会の厳しさが「若者のバリキャリ離れ」を促進か

入社3か月、新入社員の8割が「能力・スキル不足」を体感 社会の厳しさが「若者のバリキャリ離れ」を促進か

入社3か月、新入社員の8割が「能力・スキル不足」を体感 社会の厳しさが「若者のバリキャリ離れ」を促進かの画像

マイナビは7月27日、「2017年マイナビ新入社員意識調査〜3か月後の現状〜」の結果を発表した。調査は7月4〜12日、同社主催の研修に参加した新入社員1623人を対象にアンケート形式で実施した。

社会人になって「想像していたよりも厳しかった」「想像していた通り厳しかった」と回答した人の合計は61.4%と過半数を超えている。

不足を実感するスキルは「自分で考え、行動する」

どんなときに厳しさを感じたかを聞くと、1位は「能力・スキル不足を実感した時」で81.8%だった。実際に仕事をしてみて、不足していると感じている能力を聞くと「計画力」(34.7%)、「主体性」(27.3%)、「状況把握力」(24.8%)、「実行力」(24.4%)が上位に挙がっている。特に自分で考え、行動するスキルが足りないと感じているようだ。

2位以降は「仕事内容が困難だと感じたとき」(37.2%)、「人間関係の困難さを感じたとき」(35.3%)、「上司・先輩に叱られたとき」(25.7%)と続く。

社会の厳しさを実感する一方で、「この会社に入社してよかった」と思ったことがある人は90.2%にのぼる。

その理由は「上司・先輩に恵まれたと感じたとき」(48.3%)が最も多かった。2位は男性が「給料をもらえたとき」(37.4%)、女性は「褒められたとき」(44.7%)となり、男女で帰属意識を感じる要素に大きな違いがあると言えそうだ。

3か月でプライベート優先が増加、出世志向は低下

入社後のギャップについて聞くと、最も多かったのは「思っていたより自由に仕事ができる」(23.4%)だった。そのため先述の「能力・スキル不足」から厳しさを感じる人が多いのだと考えられる。次いで「給料が思ったより少ない」で、給与の"額面"と"手取り"の違いを実感した人も少なくはないのかもしれない。

同社が今年4月に実施した調査では「プライベート優先の生活を送りたい」「どちらかというとプライベート優先の生活を送りたい」と回答した人は62.4%だった。しかし7月実施の本調査では74%に上昇している。

また業務終了後の過ごし方についても「会社以外の人と過ごしたい」「なるべく会社以外の人と過ごしたい」が81.2%だったが、本調査ではそこからさらに6ポイント増加し87.2%。9割近くが就業後まで会社の人とは会いたくないと思っているようだ。

さらに「仕事を通じて叶えたい夢がある」が67.3%から58.3%に、「出世したい」「どちらかというと出世したい」の合計が88.3%から80.7%と減少している。会社の"厳しさ"が仕事へのモチベーション低下に繋がっているのだろうか。

今、会社に求めていることを聞くと、最も多かったのが「給料を挙げてほしい」で39.9%。次いで「人材育成の仕組みを構築してほしい」(26%)、「福利厚生を手厚くしてほしい」(20.8%)となった。

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