「女性の活躍を感じたことがない」人は4割 いまだに「『寿退社』が女の幸せと言われる」「お茶汲みと掃除は女性のみ」という会社も

「女性の活躍を感じたことがない」人は4割 いまだに「『寿退社』が女の幸せと言われる」「お茶汲みと掃除は女性のみ」という会社も

「女性の活躍を感じたことがない」人は4割 いまだに「『寿退社』が女の幸せと言われる」「お茶汲みと掃除は女性のみ」という会社もの画像

エン・ジャパンは8月24日、「女性活躍推進」についてのアンケート結果を発表した。調査は7月3〜31日にインターネットで、「エン転職」利用者9241人の男女を対象に行われた。

「これまで働いてきた会社で女性が活躍していると感じたことはありますか?」という問いに「はい」と回答した人は59%だった。その理由で最も多かったのは「女性の管理職や役員がいる」(54%)で、次いで「男女共に同じ仕事を任されている」(34%)となっている。

「男性は2〜3年で主任なのに、女性は10年勤めても……」

一方、「女性が活躍していると感じたことがない」人も41%いた。その理由としては、「女性の管理職や役員がいない」(42%)と「少ない」(同42%)が同率一位だった。次に多かったのは、「男女で任される仕事に違いがあるように見える」(36%)で、「女性の活躍を感じたことがある」と真逆の回答が上位を占めた。具体的には、

「女性総合職は10年勤めても主任になれるかわからないのに男性総合職は2〜3年で主任になれる」(25歳女性)
「総合職でも育児休暇取得後に総合職へ戻ることはできず、一般職として中の仕事をしている」(26歳女性)

といったコメントが寄せられていた。他にも、

「女の人だけが、お茶、掃除をしなければならない」(24歳女性)
「男の上司から『女の人は結婚したら仕事をやめるのが幸せ』と言われたことがある。そのくらい価値観が古い」(27歳女性)

といった声があり、前時代的な風土の会社も未だにあるようだ。

「管理職を目指すことは、結婚・出産を諦めるということになりかねない」

「これまで働いてきた会社で、女性の活躍に向けた取り組みは行われていましたか?」という質問に「行われていた」と回答した人は44%だった。取組の内容としては、「産休・育休制度」(77%)や「時短勤務や在宅勤務などの柔軟性のある働き方」(48%)を挙げた人が多かった。具体的には、

「女性にも営業をさせるために書類のペーパーレス化を行なった。会社は女性事務員をこれ以上増やさない考えだと思う」(26歳女性)

といったコメントがあった。

一方、「女性の活躍に向けた取り組みが行われていない」「どちらとも言えない」と回答した人の合計は56%で過半数に達した。理由としては、「長時間労働が前提の働き方になっている」(34%)、「柔軟性のある働き方ができない」(31%)、「ロールモデルがいないためイメージがわかない」(23%)の割合が高く、会社の体質が旧態依然としていると感じている人が多いようだ。

「管理職になることに興味はありますか?」という質問に対して、「ある」と答えた男性は58%で、女性は36%だった。理由として最も多かったのは、男女とも「給与をあげたいから」(男性60%、女性66%)だった。

「仕事の幅を広げたいから」を理由に挙げた男性は25%だったのに対し、女性は57%となっており、男女差が大きかった。

「仕事の幅を広げるということは、自分の人生の視野を広げることに繋がる。人生の半分以上をささげるなら、やれることはすべてやりたい」(24歳女性)

といった声もあった。一方「管理職に興味がない」という人(男性:23%、女性:38%)に理由を聞くと、1位は「ワークライフバランスが取れなくなりそうだから」で51%。特に女性は58%が回答していた。2位以降は、「リーダーシップを取ることが苦手だから」(40%)、「仕事の責任を増やしたくないから」(37%)となっている。中には、

「管理職を目指すということは、相当な体力と精神の持ち主でないと、結婚出産を諦めるということなると思う」(28歳女性)

というシビアな意見も寄せられていた。

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