小林よしのりが「ここまで変わるとは」と話題に 「共産党は立派だ」「安倍政権止めるのは辻元清美」

小林よしのりが「ここまで変わるとは」と話題に 「共産党は立派だ」「安倍政権止めるのは辻元清美」

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『ゴーマニズム宣言』で知られる漫画家の小林よしのりさん(64)。これまで保守派の論客として鳴らしてきたが、今回の選挙では立憲民主党、次いで共産党を支持するという。10月16日、「一に立憲民主党、二に共産党」というブログ記事で表明した。

同記事で小林さんは、「共産党は立憲民主党と選挙協力をして、自党の議席を減らすダメージを負いそうになっている。これは良くない。希望の党はもう見捨てよう」と呼び掛けている。

「反グローバリズムも『保守』の思想だ」と共産党を賞賛

小林さんの思想は、共産党とは相いれないのではないかとも思えるが、

「共産党は(中略)イラク戦争も反対したし、安保法制も反対したし、共謀罪も反対した。立派だ。反グローバリズムも『保守』の思想だ」

と同党を評価しているようだ。かなり意外な印象を受けるが、小林さんがこうした考えを述べるのは今回が初めてではない。

安保法制への是非が日本社会を二分していた2015年には、日本外国特派員協会で記者会権を開き、「立憲主義は守らなければならない」「ただひたすらアメリカについていけというのが、どこが保守なんですか」と安倍政権を批判。その2年前の2013年にはすでにTPPの推進は「国柄破壊」だと自民党を批判する内容をブログに書いている。

その一方で、今年に入ってからは民進党議員の応援が目立っていた。同党の党首だった蓮舫氏が戸籍の公開に踏み切った7月、「わしは蓮舫を支持する。党首にふさわしい」と称賛。いわゆる「保守」の人々の多くが蓮舫氏を攻撃していたが、「産経新聞や『アゴラ』やネトウヨこそ、日本から叩き出すべき国辱野郎どもだ」と怒っていた。

9月には、同党の衆院議員だった山尾志桜里氏の不倫疑惑が報じられた。小林さんは9月6日付けのブログ記事で、「わしは山尾志桜里を総理にする会・代表だが、まだ代表を降りるつもりはない」と山尾氏を擁護していた。

「資本主義を健全に運営するためには、格差は是正しないとダメ」

小林さんの立憲民主党、共産党支持を受け、ネットでは、「こんなことを言い出すとは」「この男、変節したのか?」といった困惑の声も上がっている。ジャーナリストの岩上安身さんも「いやー、小林よしのりがここまで変わるとは。2に共産、ですよ。聞いたか、ネトウヨ」とツイートしていた。

しかし小林さんはあくまでも個々の政治家や政策を見て判断しているようだ。10月14日に新宿駅前で行われた立憲民主党の街頭演説に駆け付け、改めて安保法制を批判。集団的自衛権の容認ではなく、「我が国を、我が国で、個別的自衛権で守る。これが保守の考え」と語っていた。経済格差についても、「資本主義を健全に運営するためには、格差は是正しないとダメです」と訴えた。こうした考えから、今回の立憲民主党・共産党支持につながったようだ。

翌15日には、かつて犬猿の仲だった辻本清美氏の応援演説に駆け付けている。日刊スポーツによると、小林さんは「辻元清美とは敵同士でした。いまは手を組むことになってしまいました」と語ったという。

さらに、安倍政権は「単なる対米追従」、「安倍政権の暴走を止める人が必要です。それが辻元清美なんです」とも訴えた。小林さんがリベラルになったのか、それとも「リベラル」が小林さんの考える「保守」に近いのか。リベラルや保守といった対立軸を「アウフヘーベン」する必要があるのかもしれない。

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