「若者の○○離れ」が意味すること 同調圧力からの解放か、娯楽を楽しむお金がないだけか

「若者の○○離れ」が意味すること 同調圧力からの解放か、娯楽を楽しむお金がないだけか

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最近、何かと「若者の○○離れ」という言葉を耳にする。若者の車離れ、ゴルフ離れ、映画離れ。まあ色々ある。中高年からすれば、自分が楽しんでいる娯楽を、若者が参加していないことが根本的に理解できない部分はあるだろう。この「○○離れ」について、ネット上で面白い見解を見ることができた。

今月4日、「2ちゃんねる」に「若者の○○離れって結局、同調圧力からの解放だよね?」というスレッドが登場した。このスレッドを立てた人物は、酒離れを「元々飲めない人に強制していただけ」とし、車離れは「元々要らない人に強制していた」と指摘する。(文:松本ミゾレ)

本当に同町圧力から解放されたのなら、それはとても素晴らしいことだよね

他にも恋愛、結婚、出世なども同じく、元々不要なものを同調圧力によって強要されていただけと考えているようだ。

まあ、分からないでもない。車なんて田舎じゃなきゃ別に使わないし、維持費も馬鹿にならない。お酒だって飲みたくないなら飲まなくていい。会社の飲み会で強引に飲まされるメリットもそんなに多くないし。

「車は買わないのか? 時計はもっといいものを買え」という圧力に、いちいち屈しているよりは、そこから解放された方が絶対にいい。そうした考えが普及した結果が今なのだとも考えられる。

結婚だって実際、昔ほど世間体に影響もない。しなきゃしないでなんとでもなる。出世欲についてもそうだ。この不況下、下手に出世しても、タスクが増えて報酬が釣り合わない可能性も少なくない。

圧力をかけられて、したくもないことをさせられるよりは、そういったジレンマから解放された方が、たしかに人生はやりやすい。だが果たして、今の若者が、本当にそんなに前向きな理由で「○○離れ」に向かっているのだろうか。僕はそうは思えない。

金があればそりゃ誰もが今以上に娯楽に投資しているよ!

若者が色々な娯楽や嗜好品から離れてしまっている理由は、単純に金がないから。これに尽きるだろう。

先日も、ツイッターで中高年が「若い人が高級ホテルに宿泊して、その月は生活困窮していた。まさかそんなに貧乏だとは」といったような今更なツイートをしていた。若者と中高年との間には、絶対的に埋めようのない金銭的な価値観の違いがある。

人間なんて金があればその貯蓄に応じた贅沢をするものなのだから、贅沢をしないということは、それだけ若い世代は金がないというだけのことだと、僕は思う。前出のスレッドを読み進めると、似たような考えに基づく書き込みもある。

「金がなくてスマホいじってるだけ」
「金のあるやつは車持ってるよ」
「意志を持って離れてるんじゃなくて無理なだけ」

ある角度から見ると、確かに若者が様々なものから離れたことで、同調圧力からの解放されたという側面もあるだろう。ただ、それってあくまで金がないことの副産物なんじゃないか。

結果的に様々な波に乗り切れなかった若者の実情が、本人たちが意図しない部分で「○○離れ」だなんて言われているだけのようにしか思えない。

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