転職理由「ほかにやりたい仕事がある」が連続1位 働き方改革による残業削減で「年収に不満」という人も増加

転職理由「ほかにやりたい仕事がある」が連続1位 働き方改革による残業削減で「年収に不満」という人も増加

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DODAは11月27日、転職理由についての調査結果を発表した。調査は今年4〜9月の間にDODAに登録した転職希望者3万8994人から回答を得た。

転職理由を聞くと、1位は「ほかにやりたい仕事がある」(13.1%)だった。この項目は2012年上半期から10回連続で首位となっている。2位「会社の将来性が不安」(9.8%)で、3位「給与に不満がある」(8.8%)と続く。

4位以降は「残業が多い/休日が少ない」(6.7%)、「専門知識・技術を取得したい」(3.7%)、「U・Iターンしたい」(3.3%)、「会社の評価方法に不満がある」(2.7%)、「土曜祝日に休みたい」(2.6%)、「雇用形態を変えたい」(2.3%)、「市場価値を上げたい」(2.3%)がトップ10に入った。

好業績でも基本給ベア無しで「自分は正しく評価されていないのでは」と思う人も

前回調査と比べると3位「給料に不満」(8.8%)が0.8ポイント増。7位「会社の評価方法に不満がある」(2.7%)が0.6ポイント増で前回12位から大幅にランクアップしている。一方「専門知識・技術を習得したい」は前回から0.7ポイント減少し、17位「幅広い経験・知識を積みたい」は7位から大きくランクダウンしている。

こうした結果について同社は、

「仕事内容への不満を理由に転職を希望する人が減少していることや、ゼネラリスト志向の人が減少傾向にあることが明らかになりました」

とコメント。また、今年4〜9月は最高益を更新した企業のニュースが多かったが、基本給のベースアップなどの形で社員の給与に一律反映する企業は限定的だったとした上で、

「その結果、年収に不満を持つ人の中には『同じ会社にいても給与が上がらないのではないか』『自身の仕事が正しく評価されていないのではないか』と考えた人が増加したと思われます」

と説明した。今年上半期は「働き方改革」により、長時間労働の抑制に力を入れた企業が多く、残業代の減少を理由に『年収に不満がある』と回答する人がいたことも特徴的だ。

働く女性が増え、長期就業可能な環境を求める傾向に

年代別に見ると、20代で2位「給与に不満がある」(8.9%/前回比0.6ポイント増)、8位「会社の評価方法に不満がある」(2.7%/0.5ポイント増)の割合が増えている。好業績でも社員の給与に反映されない、年功序列の給与体系のため若手の給与が抑えられるといった点から待遇改善のための転職活動が増加した。

30代では、3位「給与に不満がある」(9.2%/1.1ポイント増)、7位「会社の評価方法に不満がある」(2.9%/0.6ポイントアップ)が前回4位からランクアップした。結婚や出産などのライフイベントや将来設計を見越して待遇改善へ意識が向く人が多い。40代以上でも、20〜30代同様待遇に関する割合が上昇している。

男女別に見ると、男性は1〜7位は全体と同じで、待遇改善に関する転職理由の割合が上昇した。現在、求人数が多く仕事を選べる状態にあるため、今のうちに年収の上がる会社や、自身の経験がより評価される会社に移りたいと考える人が多いようだ。

女性は、1位は全体と同じだが、2位「給与に不満がある」(7.0%)、3位「残業が多い/休日が少ない」(7.0%)。また8位「家庭環境の変化に寄るため」(3.1%)、9位「女性が働きにくい環境であることが不満」(2.8%)などがランクインしている。

同社は「ライフイベントを経ても働き続けている女性が増えている」という中、

「長期就業できる環境を求める傾向は強まっており、ロールモデルとなる女性が多い会社への転職を希望する人や、汎用性のあるスキルや経験を身に付けたいと、キャリアチェンジを希望する女性もみられます」

と分析した。

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