「妊婦だけどもう会社辞めたい」1日10時間、週6勤務の女性に同情集まる 「仕事続けろ」一点張りの家族に批判も

「妊婦だけどもう会社辞めたい」1日10時間、週6勤務の女性に同情集まる 「仕事続けろ」一点張りの家族に批判も

「妊婦だけどもう会社辞めたい」1日10時間、週6勤務の女性に同情集まる 「仕事続けろ」一点張りの家族に批判もの画像

妊娠中の女性が、月の残業100時間、徹夜もある状況で働くのを目の当たりにしたら、家族でなくとも心配するのが人情です。しかし、「人手不足」の名のもとに、こうした認識が抜け落ちることがあるようです。

1月9日、はてな匿名ダイアリーに「妊婦だけどもう会社辞めたい」と嘆く書き込みがありました。投稿者は妊娠7カ月。姉の夫一族が経営する土木系の小さな設計会社に勤めており、激務と人間関係の悪さから、産休前に「辞めたい」と漏らしています。(文:篠原みつき)

激務に加えて育児が始まると思うと「心がくじけてしまって憂鬱でたまらない」

当初は週5日、9時〜17時の事務として採用になりましたが、人手不足から現場配属になり、資格も取得、今は7時〜18時の週6勤務だと言います。同長を着て川に浸かり、橋梁の点検を行うなどの仕事内容で、冬場の繁忙期には徹夜もあります。1日10時間勤務なのに残業が月100時間を越え、月に1日しか休みがない時もあるそうです。上司との関係も悪かったといいます。

すっかり消耗しきった入社5年で妊娠が発覚し、これで辞められると思いました。ところが、夫と義母は「今の仕事を続けろ」の一点張り。

賞与もある正社員をやめるのは勿体ないと言われているようですが、「夫は22時頃帰宅で家事分担も難しい」状況です。今の激務に加えて育児が始まると思うと「もう心がくじけてしまって憂鬱でたまらない(中略)これは甘えなの?」と辛さを訴えます。なんとも痛ましい不安と悩みです。

「会社が、と言うより嫁ぎ先がそもそもブラック」「あなたの感覚はおかしくない」

これは会社が完全にブラックで、投稿者は妊婦というだけでなく1人の労働者としても大切にされていません。それが会社だけでなく、味方であるはずの夫までというのが最大の悲劇でしょう。自分の子どもを身ごもった妻に対する思いやりのカケラも感じられません。

この投稿には多くの同情コメントが寄せられました。

「会社が、と言うより嫁ぎ先がそもそもブラック」
「あなたの感覚はおかしくないよ、その会社が・旦那が・義母が、おかしいんだよ。自分とお腹の子の健康(心身共に)が一番大事だよ。逃げていいよ」

「似てるケースを知っている。同じような環境で、その人は、切迫流産になりそうになって入院した。そんなにストレス抱える必要はない」というコメントも。大多数が「辞めるべき」「話し合ってダメなら公的機関に相談して」というアドバイスでした。

筆者も同感です。しかし、本人にしてみれば簡単に辞められないからこそ悩むもの。他人からは伺い知れない、しがらみや思い込みがあるでしょう。コメントに「仕事辞めるのに許可貰わなくていいのよ」という声もありましたが、その通りです。

建設業界の人手不足は深刻で、企業は人材の繋ぎ止めに必死です。資格も取って現場経験のある投稿者なら、別の会社で再び働くことも可能なはず。しかしその前に、「仕事を辞めるな」と言う夫に、辞めずに済む環境とはどんなものか、一緒に考えてほしいものです。生まれてくる子は2人の子どもなのに、これではあまりにも、妻の孤独が深すぎるでしょう。

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