「毎日残業して成績トップ」より「定時退社がかっこいい」 2019年卒学生が考える理想の社会人

「毎日残業して成績トップ」より「定時退社がかっこいい」 2019年卒学生が考える理想の社会人

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マイナビは1月30日、2019年卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「2019年卒 マイナビ大学生のライフスタイル調査」を発表した。

中でも興味深いのは、社会人の働き方について「残業」「育児休業」「上司や顧客との関係構築」という観点で調査した部分だ。それぞれの働き方に対して学生がどのように感じているのかを、「同性の社会人」「異性の社会人」の別で訊いている。(文:okei)

年々マイナス「遅くまで残業し、トップの成績を上げている人」のイメージ

調査は2017年11月29日から同年12月25日まで、2017年12月4日時点の『マイナビ2019』会員の大学生・大学院生にネット上で実施。有効回答数は4640人となっている。

「毎晩遅くまで残業し、トップの成績を上げている」男性を「すごくかっこいい」と感じる男子学生は15.3%、女子学生は15%だった。男女とも前年よりも割合が下がっている。

同じく「残業して成績トップ」の女性社会人をすごくかっこいいと感じる割合は、男子学生が17.4%(前年比1.5pt減)に対して、女子学生は12.9%(前年比0.9pt減)と男子より低くなっている。女性の方が同性の残業に厳しいようだ。

逆に、「時間内に仕事を終え、一切残業しない」を「すごくかっこいい」と感じる割合は前年より増加した。男子学生から見た男性社会人の場合は42.4%、女子学生から見た場合も42.7%とほぼ変わらない。これが女性社会人だと若干上がり、男子は45.1%、女子は44.2%という結果になった。

つまり、残業してトップの成績を上げるより、時間内に仕事を終えて残業しない社会人(特に女性)のほうが、多くの学生にとって憧れる働き方というわけだ。同調査では、「働き方改革への意識が、学生に年々浸透しているようだ」とコメントしている。

「育児休業を取得する男性」はかっこいい? 男子と女子で差が出る

また、「子育てに専念するため育児休業を取得する女性」を「すごくかっこいい」と感じる割合は、女子(51.8%)より男子(56.0%)の方がやや高い。それに対して、「子育てに専念するため育児休業を取得する男性」を「すごくかっこいい」と感じる割合は、男子(38.8%)、女子(53.4%)で、女子の方が高いという結果だった。育児休業を取って育児する男性は、女子学生にとって理想だろう。

一方で、同調査では厚生労働省の調査を引用し、「2016年度の男性の育児休業取得率は3.16%(平成28年度雇用均等基本調査)とまだまだ低い」とした上で、「男子にとっては自分が育児休業を取得することに現実味を感じにくい面があると言える」と分析している。

日本企業には「残業している人はたくさん働いていて偉い」という風潮がいまだにある。その一方で、最近は「残業しないと仕事が終わらないのは無能」、「残業しないと終わらない仕事をさせる方が悪い」という考え方も広まってきている。そうした考え方が、就職活動を通じて自分のライフスタイルを考える学生たちにも、影響を与えてきているのだろう。

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