「運動会で13連勤」保育士の過酷な労働環境 「休日に研修」「先輩が帰らないと帰れない」という声も

保育士の過酷な労働環境を口コミで紹介 「1日12時間労働」「運動会で13連勤」など

記事まとめ

  • 保育士のサービス残業は当たり前な状況で、休憩時間が実質皆無というところもあるよう
  • 「ほぼ一日12時間労働。給料は手取り15万〜23万円」と話すのは20代後半女性
  • 「運動会が日曜になった年は13連勤」「園長と反りが合わなくて辞めた」という声もある

「運動会で13連勤」保育士の過酷な労働環境 「休日に研修」「先輩が帰らないと帰れない」という声も

「運動会で13連勤」保育士の過酷な労働環境 「休日に研修」「先輩が帰らないと帰れない」という声も

「運動会で13連勤」保育士の過酷な労働環境 「休日に研修」「先輩が帰らないと帰れない」という声もの画像

これまでキャリコネニュースでは様々な有名企業で働いてきた人たちの口コミを紹介してきたが、当記事では職種ごとに限定し口コミを紹介していきたい。

今回、取り上げるのは保育士たちの口コミだ。一向に解決の糸口が見えない保育士不足。最近は「待機児童」対策で保育所の新設が進んでも、保育士が足りず保育所が休止に陥る事態も起きている。

各自治体は、全国に約80万人存在するとも言われる"潜在保育士"の掘り起こしや待遇改善策に取り組んでいる。横浜市が皮切りとなった保育士宿舎を借り上げて家賃を補助する事業は、複数の自治体が追随。保育士確保は"奪い合い"の様相を呈している。

「休憩時間は実質ない」「1日12時間労働」

人手不足の背景には言うまでもなく劣悪な労働環境があるようだ。口コミでは残業について、「ほぼない」「あっても必ず支払われる」という職場も見受けられるが、それはあくまで一部の"恵まれた職場"の話。保育士のサービス残業は当たり前な状況で、子供たちと一緒に食事をする時間もお昼休み扱いされたり、休憩時間が実質皆無という話も散見された。

通常の保育以外に行事や研修がある上、日々の書類関連の処理も多すぎることが、保育士の大きな負担になっているようだ。

「勤務の時間通り帰れるところ、子ども全員が帰宅しないと帰れないところ、夜勤があるところ、様々です。私のルームは子どもの帰宅時間が勤務終了のルームでした。当日にならないと勤務終了時間が分からず、なかなか予定が入れられませんでした。勤務の日程はシフト制の為4日間勤務後1日休みの週、3日間休みの後一日勤務の週がありました。ほぼ一日12時間労働。ですが給料は手取り15万〜23万」(20代後半 女性 240万円)

「休憩という名の時間はありますが、その時間にやらなければならない仕事がたくさんあるので、実質休憩はありません。慢性的に人員が足りないので、無茶な仕事の采配も行われます。時間給であっても時間以内に帰れず(残業は付きません)持ち帰りの仕事が大変多い」(20代前半 女性 250万円)

「私がいた園は先輩先生が帰らないと帰れませんでした。7:00〜16:00のシフトでもだいたい20:30まで残って雑務や人手不足のフォローをしていました。いきなりの休日出勤はありませんが、行事は土曜が多く、保育もしているため週2休めることはほとんどなかったです。運動会が日曜になった年は13連勤したことも」(その他 20代前半 女性 250万円)

「休日に研修に行くこと、毎日残業をすること、毎朝早く来て遅く帰るというのを当たり前と上の方たちは思っています。毎日疲れがとれませんでした」(20代前半 女性 200万円)

また出産・育児に関する口コミは、「出産・育児休暇は必ず取れる。女性主役の環境の大変な強みなため罪悪感もないように見えたのは素晴らしい。出産後はみな普通に復職をしている。理解があります」(20代後半 女性 360万円)という内容が多い反面、「福利厚生なんてありません。子ども産んだらすぐ戻れといった感じで、子どもを生むのをあたかも悪いことみたいな感じです」(20代前半 女性 200万円)という声もあった。

仕事内容を考えれば職場の理解があって当然と言いたいところだが、なかなか現実は過酷なようだ。

「園長と反りが合わなくて辞めていく職員が多くいた」

どんな組織も多かれ少なかれ人間関係の悩みはあるものだが、「親対保育士、保育士対保育士との人間関係の中で自分の思い通りの保育が出来ない。理不尽な内容でも理解せざる得ない時は本当に子どもの為の保育になっているのかと疑問に感じる。女の社会なので礼儀や態度もしっかりしていないと、新任の時など目をつけられると本当に辛い」(20代前半 女性 350万円)など、女性ばかりの職場・上司や保護者との関係という、保育所特有の人間関係のツラさを指摘する声もかなり多かった。

園長や施設長の意識や関係は特に大切で、良くも悪くも職場の満足度に直結しやすいようだ。

「施設長が常に園にいますので、保護者への対応で困った時など全面フォローしてもらえて助かりますし、安心して仕事に取り組むことができます」(30代前半 女性 300万円)

「園長がクセがあった方で、園長と反りが合わなくなったり、気に入られなかったりして、辞めていく職員が多くいた」(看護師 20代後半 女性 300万円)

「保育業界では珍しいかと思いますが、夏や冬に通常の休みに付けて連続休暇を取ることができます。スタッフたちがリフレッシュできるようにと、施設長が設定されました。子供たちと私たちがしっかりと信頼関係を築けるようにと働きやすい環境を用意してくださるので、待遇は年収的にも働き環境としても年々良くなっていると思います」(30代後半 女性 180万円)

ネガティブな内容の口コミ紹介が多くなったが、人間関係や待遇などは職場による差も当然ある。

口コミを見る限り、ほとんどの保育士は子供の成長をそばで見届けられる仕事にやりがいを感じているのも事実だが、だからこそ、「子ども好きでも耐えるのはかなり大変だと思います。正社員とはいえど、アルバイトの方が効率よく稼げると思います」(20代前半 女性 200万円)と、書き込まざるを得ないブラック保育園がまだまだ存在する事実は、余計残念に感じられる。

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