東京五輪ボランティア、大学1〜2年生の約半数は「参加したい」 一方で「学生をタダ働きの労働力としか見てない」という批判も

東京五輪ボランティア、大学1〜2年生の約半数は「参加したい」 一方で「学生をタダ働きの労働力としか見てない」という批判も

東京五輪ボランティア、大学1〜2年生の約半数は「参加したい」 一方で「学生をタダ働きの労働力としか見てない」という批判もの画像

クリエイティブPRは9月26日、大学1、2年生176人を対象に実施した東京五輪・パラリンピックのボランティアに関するアンケート調査の結果を発表した。

現時点でボランティアに「参加したい」と答えた学生の割合は47.7%、「参加したくない」は20.5%で、残りの31.8%は「どちらとも言えない」だった。東京五輪のボランティアは"やりがい搾取"、"学徒動員"と批判されてきたが、半数近い学生は参加を希望していることがわかった。

参加したい理由「選手などと会えるかもしれないから」

なぜ参加したいと思っているのか聞くと、「オリンピックが日本で行われることが生きている間にもう無いのではと思う」(文教大1年女子)という意見が寄せられた。他にも、

「選手などと会えるかもしれない」(早稲田大1年男子)
「国際的な活動に興味がある」(法政大2年男子)

とオリンピック選手と会える可能性があったり、国際イベントに参加したりすることに価値を見出しているようだ。一方、参加したくない理由としては「無償だから」(専修大2年男子)、「学生をタダ働きの労働力としか見てないから」(京都大1年男子)といった意見が寄せられた。やはりやりがいをチラつかせて無償で働いてもらおうという姿勢に疑問を感じている学生が多いようだ。

中には、

「それに充てるお金を使えば多少はボランティアたちの経済的負担を減らせるのでは?と思えるようなコマーシャル活動ばかり盛んに行われていて、お金の使いどころを間違っていると思うから」(京都大2年女子)

という指摘もあった。予算は当初の試算よりも大幅に増えているが、使い方がおかしいのではないかということだ。

また、参加したくないと答えた学生にどのような条件や制度があれば参加したいか聞くと、「1日だけでも参加できる」(立教大1年女子)という回答があった。開催期間中、10日以上の活動を求められており、長期の拘束を負担に思う人もいるのだろう。

他には、やはり「労働環境の改善、交通費食費負担」(成蹊大1年男子)を求める学生もいる。ボランティアへの報酬は、居住地に関わらず1日当たり1000円支払われる交通費のみ。食費も自己負担、地方からの参加者は宿泊費も自己負担となっている。

「ボランティアのために大学の授業日程が変更されるのはおかしい」

ボランティアに参加したいかどうか、「どちらともいえない」と回答した人からは「就活中かもしれないから」(国際基督教大2年女子)という声も出ていた。大学2年生が就職活動を行うのは2020年。就活の解禁が何月になっているかわからないが、大会期間の7月24日から8月9日は重なっている可能性が高い。

スポーツ庁と文部科学省は、全国の大学と高等専門学校に東京五輪・パラリンピックの日程に配慮して授業スケジュールを作るよう求めている。これについて回答者全員に意見を聞いたところ、

「国と国民が一体となり東京五輪を応援できるので良いと思う」(東洋大2年男子)
「国際イベントを肌で感じられる良い機会なので(中略)良いことだと思います」(成蹊大1年男子)

と賛同する意見も多かったが、「大学には学費を払って行っているのでボランティアのために日程が変更されるのはおかしいと思う」(日本女子大1年女子)という指摘もあった。

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