ビールや枝豆も…消費者物価指数6カ月上昇で食卓に大打撃

6月の消費者物価指数は6カ月連続プラス 値上がりが最も激しかったのはビール風飲料

記事まとめ

  • 6月の消費者物価指数は前年同月比で0.4%上昇(生鮮食品除く)と、6カ月連続のプラス
  • 生鮮魚類は6.7%増、肉類は1.1%増、酒類は5.5%増の値上がりになった
  • 消費者物価指数で、値上がりが最も激しかったのはビール風アルコール飲料で8.8%増

ビールや枝豆も…消費者物価指数6カ月上昇で食卓に大打撃

ビールや枝豆も…消費者物価指数6カ月上昇で食卓に大打撃

庶民の生活が干上がり始めた(左は6月の消費者物価指数=総務省から)/(C)日刊ゲンダイ

 28日、総務省が公表した6月の消費者物価指数は前年同月比で0.4%上昇(生鮮食品除く)と、6カ月連続のプラスだった。

 それでも、日銀の黒田東彦総裁が目指す「2%の物価上昇」とは、まだまだ開きが大きい。日銀や政府は、物価上昇に向けた政策を推し進めるだろうが、ちょっと待ってほしい。庶民感覚からすると、これ以上、物価が上がるのは勘弁してほしい状況だ。

「日銀は生鮮食品を除いたコアCPIを物価の指数として採用していますが、これだけを見ると、生活実感とかけ離れてしまいます。庶民は、生活に欠かせない食料品の値動きに敏感です。毎日の買い物で、最も買うのは生鮮食品でしょう。だから、や野菜、肉の価格から物価を判断しますが、6月の生鮮食品はかなり上昇しています」(市場関係者)

 キャベツやレタスといった生鮮野菜こそ、前年同月比で4.0%減と値下がりだったが、生鮮魚類は6.7%増、肉類は1.1%増、酒類は5.5%増だった。

■値上がりが最も激しかったのはビール風飲料

 もう少し細かく見ていくと、「こんなに値段が高くなっているのか……」と驚かされる品目は多い。

「いか」25.2%、「いくら」15.0%、「ほたて貝」13.5%、「ながいも」30.0%、「かぼちゃ」12.1%、「さくらんぼ」19.2%のアップだ。

「6月は酒税法改正を受けたビールの値上がりが話題でした。価格を上げたスーパーは痛手だったでしょうが、もともと安売りをしていないコンビニには追い風が吹いた。酒類は売り上げ増でした」(大手コンビニ関係者)

 消費者物価指数で、値上がりが最も激しかったのはビール風アルコール飲料(8.8%増)だ。次いでビール(8.0%増)、発泡酒(7.6%増)と続くが、意外なことにウイスキー(4.0%増)やチューハイ(4.0%増)も上昇した。

 さらに酒のつまみ系の値上がりが目立つ。ししゃも(11.5%増)、塩辛(9.4%増)、えだまめ(7.1%増)、ポテトチップ(5.3%増)……。

 肌感覚では、物価はとてつもなく上昇している。大手スーパーのイオンやイトーヨーカドーが今春以降、プライベートブランドを中心に次々と値下げに踏み切ったのは、当然の流れだ。庶民の節約志向は一段と高まっている。


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