不況の予兆か 冷凍カツオ高騰リーマン・ショック前に酷似

カツオ節やツナ缶の原料となる冷凍カツオ高騰 リーマン・ショック前に酷似

記事まとめ

  • カツオ節やツナ缶の原料となる冷凍カツオの価格が高騰している
  • 1キロ当たり262円と前年同期比で約3割上昇し、過去最高水準に
  • 高騰している今回の冷凍カツオの値動きはリーマン・ショック前と似ているという

不況の予兆か 冷凍カツオ高騰リーマン・ショック前に酷似

不況の予兆か 冷凍カツオ高騰リーマン・ショック前に酷似

ツナ缶の原料 冷凍カツオが高騰(C)日刊ゲンダイ

 意外なところから、リーマン・ショック並みの大不況の足音が聞こえてきた。カツオ節やツナ缶の原料となる冷凍カツオの価格が高騰している。今年1〜6月に焼津(静岡)や枕崎(鹿児島)など主要漁港に水揚げされた冷凍カツオの平均価格は、1キロ当たり262円と前年同期比で約3割上昇し、過去最高水準になっている。こうした値動きがリーマン・ショック前に酷似しているという。

「2003年に1キロ100円を割っていた冷凍カツオの値段は、06年あたりから上がり始め、08年には193円と前年比で2割以上も高騰しました。景気が上向くと、タンパク源としてツナ缶を買い求める人が低所得層にも広がり、世界的に需要が伸びると考えられています。ところが、リーマン・ショック後、冷凍カツオは急落し、翌年には1キロ130円にまで下がりました。高騰している今回の冷凍カツオの値動きはリーマン・ショック前と似ています」(社団法人・漁業情報サービスセンター生産流通部担当者)

 リーマン・ショック前と似た現象は米国でも起きつつある。住宅バブルの再来が指摘されているが、不気味なのは、およそ1兆ドル(110兆円)の市場規模がある自動車ローンの貸倒率が13年以降、上昇に転じていることだ。金融危機前の08年の水準に近い1割に迫っている。住宅ローンは米当局の厳しい規制が敷かれたが、自動車ローンの融資は緩いままで、“自動車版サブプライムローン問題”が起きるのは時間の問題とみられている。

 不気味な不況サインの数々……。冷凍カツオの値段を注視していれば、投資でトンデモない大ヤケドを未然に防げるかもしれない。

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