マクドナルドが楽天ポイントを導入、“歴史的”提携から何が始まるのか

マクドナルドが楽天ポイントを導入、“歴史的”提携から何が始まるのか

画像提供:マイナビニュース

日本マクドナルドと楽天が楽天ポイントカードで提携した。マックで楽天スーパーポイントが使えて溜められるようになるわけだが、この提携を楽天の三木谷社長は“歴史的”と表現する。一体、何が始まるというのだろうか。

○利用頻度向上につなげたいマック

マックは6月1日から全国の約2900店舗で楽天スーパーポイントに対応する。ポイントで支払いができて、会計では100円あたり1ポイントが溜められるようになる。楽天ユーザーにしてみれば、ポイントを使えるリアル店舗が増えるわけで、例えばもうすぐ消滅しそうな期間限定ポイントを、マックでの食事のような小額決済でこまめに使うことができるようになれば便利なのかもしれない。

マックとしては、楽天スーパーポイントの導入が既存ユーザーの利用頻度向上につながり、利用が少ない顧客に対しては来店理由を提供することにもなると見ている。財布に「楽天ポイントカード」機能付きカードが入っている人や、「楽天ポイントカードアプリ」を持っている人にしてみれば、ポイントが使えて溜められるというのが、マックに足を向ける理由の1つにはなるのだろう。マックの公式アプリにも、夏には楽天スーパーポイントとの連携機能が搭載されるそうだ。

○楽天は“奇想天外な”マーケティングを仕掛ける方針

マックは2016年実績で約13億人の来客数を誇るファストフード業界の巨人。楽天は9000万人近い会員を持つeコマース界の雄だ。この2社が手を組むわけだから、確かに大規模な提携ではある。

今回の提携を、「日本のマーケティングの歴史に残る」と表現した楽天の三木谷社長。この言葉から考えると、単純にポイントサービスだけで両社が提携したわけではないようだ。三木谷社長が「データを使って、さまざまなかたちで、マクドナルドの集客、ロイヤリティ向上、ファン作りに貢献できれば」と語っているので、楽天としては、会員情報に基づいた多様な施策を検討しているものと見られる。

マックとの提携では「奇想天外なマーケティング」を展開すると三木谷社長は語ったが、楽天執行役員でポイントパートナー事業部ジェネラルマネージャーの笠原和彦氏に質問してみても、「楽しみにしておいて」と詳細は明かしてもらえなかった。歴史的というくらいだから驚くような施策が飛び出してくるのだろうが、それが具体的に何なのかについては、今後の進展を見ていくしかなさそうだ。
(藤田真吾)

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