週休3日制と副業について考える

週休3日制と副業について考える

画像提供:マイナビニュース

先日、大手宅配会社が「週休3日制」を取り入れるとニュースで報道され、大きな話題となりました。それに先駆け、すでに週休3日制を採用している企業も一部ではあるようです。週に3日も休みがあれば、趣味や休息に使える時間が増え、これまでの生活がガラリと変わる可能性もありますよね。一方で、週休3日制による収入減に備えるため、副業にも関心が広まっています。そこで今回は、週休3日制の概要やメリット・デメリット、それに伴い注目を集める副業についてまとめてみました。

○企業の週休3日制って?

最近話題になっている、企業の週休3日制。こうした働き方は、これから徐々に浸透していくと思われますが、一部の企業ではすでに、「特別休暇」などの名目で週休3日を取り入れています。休みを週に3日も設けるのは、従業員に心身の健康に努めてもらうほか、効率化による売り上げアップを狙うことなどが主な目的のようです。また、育児や介護などの事情がある場合に限って利用できる企業もあるなど、週休3日制を導入する企業は大手を中心に増加しています。

ちなみに、週休3日制に伴う給与や勤務時間の変動については、企業によってパターンが異なっています。たとえば、通常、週休2日制(週5日勤務)の労働時間は、「一日8時間×5日=週40 時間」が基本。それに対し、企業によっては、週休3日となると一日の労働時間が10時間となるところもあります。一方で、一日の勤務時間が変わらず、合計で週32時間労働になる企業も。給与に関しても、働く時間が短くなっても以前と変わらない、または、週休2日より減額してしまうなど、様々な形態が見られます。また、週休3日制を選択できる条件なども企業によりけりというのが現状のようです。

○週休3日制のメリットとデメリット

週休3日制は、「休みが多くなる」という点においては素晴らしい制度のように感じます。しかし、当然ながら、それに伴い不都合が生じる可能性もあるでしょう。週休3日制のメリット、デメリットにはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

○メリット

・総労働時間の削減や優秀な人材の確保ができる

主に企業側のメリットとして、社員の労働時間が減ることで人件費を削減できることや、柔軟な働き方が提供でき優秀な人材を確保しやすくなる、離職率が下がるなどの点があります。

・心身のリフレッシュにより生産性が上がる

休みが増えることで心身がリフレッシュされ、労働意欲が上向き、生産性がアップすることが期待できます。

・プライベートの時間が充実し人生が豊かになる

何よりのメリットは、休みが多くなることで、趣味に打ち込んだり家族で出かけたりする機会が増えるなど、プライベートが充実することでしょう。また、自由な時間が増えて消費が促進されれば、経済の活性化にもつながります。

○デメリット

・残業ができず収入が減る

一日の勤務時間が増える場合、これまでのように残業ができなくなります。そのため、残業代が出なくなり収入が下がる恐れがあります。そうなると、プライベートの時間が増えても財布のヒモが固くなると考えられます。

・一日の作業が膨大になる

これまで週5日でこなしていた作業を4日で済ませるとなると、一日あたりの作業量が膨大になることも。長時間労働により、必ずしも効率化につながらない懸念もあるでしょう。

・週休3日制を導入しない取引先とコミュニケーションの機会が減る

取引先が週休3日制を取り入れない場合、コミュニケーションの機会が減ってしまうかもしれません。すぐに連絡がつかないなど、少なからず業務に支障をきたす可能性もあります。

○週休3日制に備える副業とは?

週休3日制のデメリットの中でも、雇われる側の立場として特に重要なのは、「収入がどうなるのか」という点でしょう。支払われる賃金が週休2日に比べて減ることで、一定の副業や兼業を認める企業もあるそうです。休みが増えるのは嬉しいけれど、「残業するから今の生活ができる」という人にとっては、給与が減った時のことを考えざるを得ないですよね。

そうした事態に備え、減給した分の収入を、副業によって補おうとする人が増えているそうです。近年、副業を容認する企業が増加傾向にありますが、そうした流れが一層加速する可能性もあるでしょう。それに、今後週休3日制が自分の会社で導入されるかわからないとしても、本業以外の収入源を持つことは、いざという時の安心へとつながります。

ただし、アルバイトのように時間や場所を拘束される副業の場合、結局は、せっかくの休みを仕事に充てることになってしまいます。好きな仕事ができるという場合を除き、そうなると、週休3日制の恩恵を受けられず、本末転倒となりかねません。そこで、不動産投資など、比較的手間のかからない方法を模索している人が多いようです。他にも、株式投資や、あまり元手がなくても始められるアフィリエイトなどインターネットを利用したビジネスも注目されています。今はウェブ検索で、様々な副業を見つけることができます。週休3日制のメリットを生かしながら、収入も確保できる方法を探してみてはいかがでしょうか。

週休3日制だけでなく、今後は、働き方がこれまで以上に多様化していくことでしょう。選択肢が広がる分、自己責任で備えておくべきことが増えるかもしれません。副業を検討するなど、今からしっかり考えておきたいですね。

筆者プロフィール:武藤貴子
ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント
会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録FP。

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(武藤貴子)

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