上司への“良いゴマすり”の方法とは?

上司への“良いゴマすり”の方法とは?

上司とは良い関係を気付きたいよね 画像提供/セキララ★ゼクシィ

上司に気に入られて出世するため?はたまた、仕事を円滑に進めるため?上司へのゴマすりはアリなのか、ナシなのか…。人によっては意見が分かれると思うけど、実際はどうなのでしょうか。

■上司へゴマすりはした方がいい!?

2万人を超えるビジネスパーソンを指導してきた、マネジメントコンサルタントの濱田秀彦さんに、上司へのゴマすりについて聞いてみました。上司へゴマすりをすることはアリですか?

「ゴマすりはした方が良いです。上司に限らず、先輩社員や仕事で絡むほかの部署の人たち、外注業者さんであっても、いざというときに自分を支援してくれる可能性のある人は、気分良くさせておいた方がいいです。ただ、これはもみ手で『さすがですねえ』と軽薄にやることを言っているのではありません。そういうゴマすりではなく、自分の仕事環境をより良くする前向きな行動のこと。これを、私は“良いゴマすり”と呼んでいます」

確かに、何かあったときには周りの人に助けてもらいたいですが、“良いゴマすり”って何ですか?どうすればいいのですか?

「“良いゴマすり”には、やり方があります。それは、自分を主語に話すことです。上司を主語に話すと評価のニュアンスが入るため、せっかくゴマをすっても逆効果という可能性もあります。例えば、上司に対して『仕事が速いですねえ』と言うと、上司は『君に言われたくないよ』という気持ちになる可能性があります。だから、『私は課長のスピードを目標にしています』というように自分を主語にします。そうすれば、評価のニュアンスが消えるため、相手は気分良くなってくれるのです」

ほ〜なるほど。自分を主語にすることで、印象が全く変わってきますね。これを言われたら、確かに相手はうれしい気持ちになるでしょうね。

■上司に感謝の気持ちを伝えるのもアリ!

でも、“良いゴマすり”も、し過ぎるとどうなのでしょうか。同僚や後輩からはどう思われるんだろうと周りの目も気になってきます。やはり、上司にゴマをすっていると思われるのは、あまりうれしくない気も…。

「でしたら、前述の自分を主語にして話す方法の他に、感謝を伝えるという方法があります。提出した書類の修正を指示されたら『チェックありがとうございます』とか、助言されたら『アドバイスありがとうございました』というように、感謝の言葉を伝えれば相手は気分良くなります。また、今の仕事が気に入っているなら『この仕事を担当させてもらって感謝しています』と言えばいいのです。これなら、自分を主語にして話す方法より簡単だし、そこまでゴマをすっている感じも出ません。これは、上司に限らず、先輩や他の部署の人、外注業者さんに対しても同じことです」

感謝の意を伝えるなら、簡単だし、周りの人たちにもゴマをすっていると思われないかも。濱田さんいわく、「“良いゴマすり”というのは、いざというとき自分の力になってくれる人々を作ることです。自分の仕事環境を良くすることにつながります」とのこと。

“ゴマをする”と聞くと、あまりいいイメージはありませんが、“良いゴマすり”なら自分のためにも、仕事環境のためにも有効ということ。そして、それを上司だけでなく、同僚や他の部署の人、外注業者さんにもすることが大切です。早速明日から心掛けてみてください!


【取材協力】
濱田 秀彦さん
株式会社ヒューマンテック代表取締役。主な著書に、『「上司に話が通じない」と思ったときに読む本』(かんき出版)、『あなたが部下から求められているシリアスな50のこと』『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』(共に実務教育出版)、『ビジネス快話力』(主婦と生活社)などがある。


記事提供/『セキララ★ゼクシィ』


※当記事は2016年09月16日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。

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