転職者が「職場に馴染めた」と実感するのは●日後

転職者が「職場に馴染めた」と実感するのは●日後

飲み会でプライベートの話をするのが、馴染むための近道? 写真:NOBU / PIXTA(ピクスタ)

転職者にとって、新しい会社は“アウェー”。環境にも、人間関係にも早く慣れたいが、それ相応の時間はかかるものだ。では、多くの人は転職後、どれくらいの期間で「職場に馴染めた」と実感するのだろうか? そこで、転職経験がある20〜30代の男性118人に、「現在の会社に馴染むまでにかかった期間」を聞いた。(R25調べ・協力/アイリサーチ)

●転職後、「職場に馴染めた」と感じるまでにかかった期間は?
【平均 63日】
・1週間(0〜7日)以内 11.0%(13人)
・1カ月(8〜30日)以内 39.0%(46人)
・3カ月(31〜90日)以内 16.1%(19人)
・6カ月(91〜180日)以内 10.2%(12人)
・1年(181〜365日)以内 4.2%(5人)
・馴染めていない 19.5%(23人)

平均期間は約2カ月。試用期間はおよそ3カ月といわれるが、それまでに「馴染めた」と感じる人は多いようだ。「1週間(7日)以内」で馴染めたという人は、相当コミュニケーション能力が高いということだろう。羨ましい限りである。

では、どんな瞬間に「馴染めた」と実感したのか、回答者にその当時を思い出して教えてもらった。

●「職場に馴染めた」と実感したのはどんな瞬間?
※コメントのカッコ内は(「馴染んだ」と実感するまでの日数/年齢)

■食事・飲み会に誘われた時
「食事にさそわれた」(3日/33歳)
「飲み会に誘われたとき」(20日/25歳)
「飲み会などに参加できるようになった」(30日/37歳)

■社員の顔や名前を覚えた時、自分の顔や名前を覚えられた時
「職場の人間の顔と名前が一致した。自分の名前と顔を覚えられた」(30日/38歳)
「社員みんなの名前と顔をしっかり覚えた時」(60日/33歳)
「みんなにおぼえてもらった」(180日/34歳)

■仕事に慣れてきた時
「仕事の仕方がわかった」(30日/31歳)
「周りの人も見えるようになり、連携できるようになった」(90日/38歳)
「ミスが少なくなった」(120日/31歳)

■気を使わず趣味やプライベートの話ができた時
「趣味やプライベートの話が合った時に馴染めた感じがしました」(3日/38歳)
「会話が上司、同僚に問わず気を使わなくても出来るようになった瞬間」(60日/38歳)
「プライベートの話題を相手のほうからしてくるようになった」(180日/36歳)

■仕事以外で会うようになった時
「プライベートでも仲良くなった」(7日/35歳)
「休日に同僚と遊んだとき」(60日/35歳)
「プライベートで会うようになった」(60日/39歳)

■その他
「手抜きができるようになったとき」(5日/38歳)
「あだ名で呼んでもらえた」(30日/31歳)
「笑いを取れる。会話が弾むようになったとき」(120日/33歳)
「周りが頼るようになった」(150日/37歳)
「仕事のことで質問される」(365日/34歳)

仕事内・外にかかわらず、周囲の人とのコミュニケーションがうまく図れた瞬間を挙げる人が多い。また、仕事に慣れて「連携できるようになった」という意見も、同僚との心の距離が近くなったことが背景にありそうだ。

なお、現在の職場に「馴染めていない」と感じている19.5%(23人)に理由を聞いてみたところ、

■「職場に馴染めていない」と思う理由

「人と話をほとんどしない」(26歳)
「現場や部署が違うため、月1回程度しか会わない人が多いので」(27歳)
「人見知りなので、なかなか、自分から積極的に話せない」(29歳)
「社内に友達がいないから」(37歳)
「よそ者扱いで、かつ自身にも問題あるのでしょうが、冷たくあしらわれている感じがして馴染めていないと思います」(38歳)

と、馴染めた理由とは対照的に「人見知り」「人と話ができていない」という理由が多くを占めた。

「馴染めた」と実感できると、仕事の進めやすさにも影響が出てくるもの。転職当事者として悩んでいる人や、受け入れ態勢に難があると感じている人は、挨拶など簡単にできることから実行してみてはいかがだろうか。

(吉田良雄)


※当記事は2016年09月27日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。

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