違和感がなくなってきた「ビジネスカタカナ語」TOP10

違和感がなくなってきた「ビジネスカタカナ語」TOP10

今回の調査で「言葉自体を知らない」の票をもっとも集めたのは「サステナビリティ」の50.2%。「持続可能性」を意味する言葉だが、唯一半数を超えたところを見ると使わない方が賢明? 写真提供/wavebreakmedia / PIXTA(ピクスタ)

ビジネスシーンで頻繁に飛び出す“カタカナ語”。「日本語で言えばいいのに…」なんて思う一方、当たり前のように使用され「定番化」する言葉もある。では、現在のビジネスの現場で「違和感がない」と感じるカタカナ語は何だろうか。20〜30代の男性ビジネスマン217人にアンケート調査を実施した(R25調べ。協力:ファストアスク)。

■使うことに違和感のないカタカナビジネス用語TOP10
(30項目から、それぞれのカタカナ語を使うことについて「違和感がある」「違和感はない」「言葉自体を知らない」を回答。%は「違和感はない」を選んだ人の割合)

1位 スペック(意味:能力、性能)72.8%
2位 デフォルト(意味:標準、基本、初期設定)71.0%
3位 リソース(意味:資源、資産)53.9%
4位 メソッド(意味:やり方)53.5%
5位 エビデンス(意味:証拠、確証)51.6%
6位 アセスメント(意味:評価)51.2%
7位 コンセンサス(意味:合意)49.3%
8位 シナジー(意味:相乗効果)48.8%
9位 コミットメント(意味:約束、責任を持つ)45.2%
10位 アジェンダ(意味:議題、課題)41.5%
10位 ブラッシュアップ(意味:良くする、練る)41.5%

※番外
12位 スキーム(事業計画) 41.0%
13位 ダイバーシティ(多様化)40.6%

1位は「スペック」。確かに「能力」「性能」などと言うよりも伝わる感じがするし、もはや“日本語化”していると考えてもよさそうだ。以下、「デフォルト」「リソース」「メソッド」と続いたが、半数を超えたのは、6位の「アセスメント」まで。30項目あったことをふまえると、まだまだカタカナ語に対して「知らない」「違和感がある」と考える人は多そうだ。

では、少し質問を変えて、「以前は特に違和感を覚えていたのに、今では違和感がなくなった」言葉について聞いた。

■以前は特に違和感を覚えていたのに気にならなくなったカタカナ語TOP5
(前問で1項目でも「違和感はない」を選んだ200人に調査。単数回答)

1位 アジェンダ 25票(12.5%)
2位 メソッド 9票(4.5%)
2位 コミットメント 9票(4.5%)
4位 エビデンス 7票(3.5%)
4位 コンセンサス 7票(3.5%)

ここでは上位5項目までを紹介。実際のビジネスの現場では、昔から使われているカタカナ語よりも、最近使われるようになった言葉の意味を理解することの方が大事。その点では、このランキングに出ている言葉は“必習得”ともいえるだろう。それぞれに寄せられたコメントを紹介しよう。

【1位 アジェンダ】
「政治家がよく使うようになったから」(34歳)
「いつのまにか仕事で使うようになったから」(35歳)
「使う人が増えたから」(31歳)
「そもそも、日本語で言えば済むのにわざわざカタカナ語で言うことに違和感というより抵抗があったが、日本語よりもソフトに伝わる感じがするため」(36歳)

【2位 メソッド】
「仕事場では、当たり前のように使われているから」(32歳)
「顧客が使ってくるので、合わせているうちに慣れた」(32歳)
「一般語として定着してるから」(29歳)
「割と使われる言葉だから」(28歳)

【2位 コミットメント】
「某CMを見て、テレビで放映されてきたのがきっかけ」(26歳)
「会社でよく使う言葉だから」(26歳)
「ビジネス上で使用し始めてから、違和感はなくなった」(31歳)
「よく聞くようになったため」(39歳)

【4位 エビデンス】
「仕事柄よく使うようになったので」(26歳)
「周りがよく使っているので」(29歳)
「使う事が多くなってきたため」(30歳)
「会社でよく聞くようになったため」(31歳)

【4位 コンセンサス】
「昔から使っているので」(29歳)
「周りで流行ってきた」(24歳)
「何回か聞いているうちに」(38歳)
「ずっとIT業界にいて周りが自動的に使っているのを聞いて慣れてしまった」(33歳)

「周りがよく使う」という要因で慣れるほか、ドラマやニュース、CMで使われるようになったから、というコメントも。「アジェンダ」は、政治家が多用するシーンが放映されたことが影響したようだ。

意味不明…と思われていた用語も、こんなふうに気づけば当たり前のものになっていく。わからない単語は聞くなり検索するなりして、乗り遅れないようにしておくのが得策のようだ。

(EH/BCMC)


※当記事は2016年10月11日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。

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